政治政府の原発再稼働対応チグハグ 背景に首相の思惑 国民生活や原発立地県に配慮ゼロ+(3/3ページ)(2011.7.7 01:38

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政府の原発再稼働対応チグハグ 背景に首相の思惑 国民生活や原発立地県に配慮ゼロ

2011.7.7 01:38 (3/3ページ)

 背景には、玄海原発再開に手を貸すと「脱原発の旗手」としての地位を失い、ひいては延命をかけた「脱原発解散」カードも手放すことになりかねないという首相の思惑と計算がありそうだ。だが、首相の自己都合に基づく短兵急で場当たり的な安全対策が、原発再開にいったんは理解を示した地元の反発を招いた。

 「首相は国家戦略担当相時代には、再生可能エネルギーなんてまったく関心を示さなかった」

 元政府高官はこう指摘する。各種世論調査で浜岡原発の停止要請が評価されると、再生エネルギー特別措置法案の成立に俄(が)然(ぜん)意欲を示すようになったという。そこには国民生活や原発立地県への配慮はまったく見えない。(小田博士)

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