東京電力と川崎市が同市川崎区で建設を進めている浮島太陽光発電所がほぼ完成した。8月から運転を開始する予定だ。近くで建設が進む扇島太陽光発電所(12月完成予定)と合わせた年間の推定発電量は約2千万キロワット時以上となり、年内にも国内最大級の太陽光発電エリアが誕生する。
両発電所に設置される太陽光パネルは合わせて約10万枚。一般家庭約5900世帯分の電力をまかなえる。火力発電所に比べて、年間約9千トンの二酸化炭素(CO2)削減が見込めるという。
川崎市の地球環境推進室では「省エネや節電が叫ばれる中、電気の使い方を考えるきっかけになってくれたら」と話す。