事件拉致容疑者の親族周辺団体、民主3議員側に1690万円献金 密接ぶり浮き彫りに+(1/3ページ)(2011.7.5 06:52

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拉致容疑者の親族周辺団体、民主3議員側に1690万円献金 密接ぶり浮き彫りに

2011.7.5 06:52 (1/3ページ)

 菅直人首相の資金管理団体が、日本人拉致事件の容疑者の長男(28)が所属する政治団体「市民の党」(東京、酒井剛代表)から派生した政治団体「政権交代をめざす市民の会」(神奈川、奈良握代表)に多額の政治献金をしていた問題に絡み、めざす会が民主党国会議員3人の関係政治団体に計1690万円を献金していたことが4日、産経新聞の調べで分かった。民主党議員6人の関係団体が、市民の党に献金していたことも判明。献金を通じて民主党、市民の党、めざす会が密接に結び付いている実態が浮かんだ。

 政治資金収支報告書などによると、めざす会には平成19~21年にかけ、菅首相の資金管理団体「草志会」が6250万円、鳩山由紀夫前首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」が1千万円、「民主党東京都総支部連合会」(東京都連)が600万円を献金。新たに民主党の鷲尾英一郎、小宮山泰子両衆院議員の関係政治団体が計890万円を献金していたことが判明、民主党議員側からめざす会への献金総額は8740万円に達している。

 鷲尾氏は衆院拉致問題特別委員会理事を務めている。鷲尾氏の事務所は取材に「寄付をしていた団体はすでに解散させた。当時は支出内容を把握していなかった。市民の党が拉致関係者を選挙で擁立するような団体とは知らなかった」と話している。

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