検察側は論告で、被害者の女性が事件の約4カ月後に自殺した点を踏まえ、「女性の心の苦しみは壮絶だったはず」と指摘。また、同様の事件で田中被告が以前にも摘発されていたことに触れ、「被告は犯罪を重ねており、再犯の可能性が高い」とした。
弁護側は最終弁論で「思いつきの犯行で、計画性はなかった」と反論。「被告は更生を誓っており、懲役5年が相当」と主張した。
被害者の父親と弟が被害者参加制度で意見を述べ、弟は「誰よりも優しい、世界一の姉を失った。なぜ自殺するほどの苦しみを味わわなければならなかったのか。私たちに平和な生活は戻らない」と話した。
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