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【大リーグ】

ゴジビーム発射!! 松井が肩で魅せた 1年ぶり補殺

2011年7月5日 紙面から

 【オークランド穐村賢】ゴジビーム発射だ!!

 アスレチックス・松井秀喜外野手(37)が3日(日本時間4日)、ダイヤモンドバックス戦の8回に昨年5月5日以来の補殺を記録。打撃は4打数1安打だったが、外野守備でチームの危機を救い勝利に貢献した。これで交流戦が終了し、4日からはリーグ戦が再開。イチローとの今季3度目の直接対決で、さぁ今度こそ日米通算500号達成だ。

 オレの守備をナメんなよ!! 6点リードの8回2死満塁。代打バローズが放った左前打を素早く拾い上げると、松井の右腕からレーザービームが発射された。

 「2死、フルカウントだったんで普通だったら余裕でセーフなんでしょうけど、捕ったときはまだ(走者が)三塁ベースくらいにいたんで、どうかなと思って投げた」。ワンバウンドで捕手パウエルのミットに収まるストライク返球。二塁走者ヤングがスライディングしなかったこともあり、昨年5月5日のRソックス戦以来の補殺だ。

 ハイタッチで出迎えられた55番は「冗談でやった」と珍しくガッツポーズまで披露。ウォーラー守備コーチは「足の状態もいい。走者のヤングがマツイの強肩を一番驚いてるんじゃないかな。外野を守ることを楽しんでいる」と手放しで喜んだ。

 ゲレン前監督であれば実現しなかった外野守備起用も、メルビン監督代行に代わってからはこの日で7試合目。指揮官は松井という選手を「監督のやりたい事を理解している選手。何も言わなくても彼は自分で行動できる」と評する。我慢して起用し続ける理由については「彼がヤンキースにいる頃、何度も痛い目にあった。そのイメージは変わらないよ」と松井の走攻守に対する信頼度は想像以上だ。打っても4回の第2打席で遊撃手の頭上を越える強烈な左前打。松井は「外角のそんなに甘くない球をうまく打てた」と3試合連続安打に息をついた。

 4日はニチベイデーと銘打たれ、多くの日本人が詰めかけるマリナーズ戦。日本人ファンの前で、そしてイチローとの直接対決で、待望の日米通算500号を決めたいところだ。

 

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