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86歳の最高齢で特定社労士に合格 鳥栖市の力丸さん | ||
鳥栖市本町の力丸勝海さん(86)=力丸司法書士事務所代表=が、全国最高齢で特定社会保険労務士の試験に合格した。「民法や労働法などたくさん覚える必要があった。自分なりの暗記法で苦心した」と語り、新たな業務に意欲を燃やしている。
力丸さんは1924(大正13)年生まれ。司法書士や行政書士の資格を持ち、社会保険労務士として事務所を構えてきた。特定社会保険労務士は2007年4月に新設された資格で、従来業務に加え、労働関係の紛争処理を担うことができる。
不況で労働紛争が増えていることから受験を決意。2度目の挑戦で見事に合格し、今春、合格証が届いた。整理解雇や懲戒解雇の条件など重要な項目を寝る前に暗記し、翌朝起床してからやり直す方法を繰り返して勉強したという。
「80歳を過ぎて受験する人はほかにはいないから」と笑いながらも、「早速、紛争解決の依頼がきた」と話す。最近は外国人の居留手続きなどの依頼もあり、「これから中国語と英語の勉強を本格的に始めたい」と意欲的だ。
鳥栖商工会議所監事のほか、趣味の囲碁で日本棋院鳥栖支部長を務める。数年前までは合気道の練習もしていた。1日2食の食事が健康づくりの秘けつ。「食べ過ぎがいけない。朝晩にコップ一杯の良い水を飲むことも続けている」と話した。 |
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2011年07月05日更新 |