NHK福島県のニュース　福島放送局

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内水面漁業の損害賠償請求

東京電力・福島第一原子力発電所の事故の影響で、県内の川や湖などで魚が捕れなくなったり釣り客が大幅に減ったりして、大きな損害を受けているとして、漁業権を持つ１３の組合が原発事故から４か月間の売り上げの補償として７５００万円あまりを東京電力に請求しました。
これは、川や湖の漁業権を持つ県内各地の内水面漁業の１３の組合の代表者がいわき市で記者会見して明らかにしました。
それによりますと、原発事故の影響で県内の川や湖では、一部の地域で立ち入りが禁止されたり、釣りが制限されたりしているほか風評被害で例年より釣り客が大幅に減っているということです。
このため、大きな損害が出ているとして、１３の組合では原発事故からの４か月間の売り上げの補償として合わせて７５５０万円あまりを請求する通知書を４日、東京電力に送ったということです。
原発事故による漁業補償をめぐっては、これまで海の漁業については東京電力が県漁連に対する補償金の支払いを始めていますが、内水面漁業の団体との補償交渉はまだ行われていないということです。県内水面漁協連合会の羽染忠会長は、「自分たちのふるさとの川や湖が奪い去られようとしていることに我慢できない。東京電力には十分に補償し、ふるさとを元に戻してほしい」と話していました。

07月05日　21時02分

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