倒産・動向記事
2011/07/05(火) | コンクリート製品製造 山崎ヒューム管株式会社 事業停止、事後処理を弁護士に一任 負債39億円 |
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「新潟」 山崎ヒューム管(株)(資本金4500万円、新潟市南区能登406、代表山崎稔氏、従業員105名)は、7月4日付で「廃業した」旨の張り紙をして事業を停止し、事後処理を鈴木勝紀弁護士(新潟市中央区西堀前通一番町703 西堀一番町ビル501、電話025-224-8111)に一任した。
当社は、1948年(昭和23年)9月創業、72年(昭和47年)12月に法人改組されたコンクリート二次製品製造業者。県内大手業者としてコンクリートパイルを主力に、ヒューム管、RC製品、PC製品の製造を行い、97年3月期には年売上高約64億1300万円を計上していた。
しかし、建設業界における公共工事の削減や民間設備投資の需要減から受注は減少し、直近の2011年3月期には年売上高約30億円に落ち込んでいた。また、2007年頃には関係会社との間で不透明な資金操作や多額の資金援助もあったと言われ資金繰りはひっ迫しており、今期に入りついに限界に達した。
負債は約39億円(金融債務約25億円、未払い金約13億5000万円、社会保険料など約2000万円、労働債権約3000万円)。
なお、関連会社の北陸地下建設(株)(資本金3500万円、新潟市南区鰺潟575-1、代表土屋久美子氏)も同日同様の張り紙をして事業を停止している。