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[地方]ニュース
6億円強奪】関与の疑いで元組員を公開手配
2011.7.5 11:26
東京都立川市の警備会社「日月(にちげつ)警備保障」立川営業所で、国内史上最高額の現金約6億円が奪われた事件で、警視庁立川署捜査本部は5日、事件に関与した疑いが強まったとして、強盗致傷容疑などで、住所不定の元指定暴力団山口組系組員、佐久間努容疑者(37)を公開手配した。捜査本部は、佐久間容疑者が犯行計画や、強奪した現金の運び出しに協力した疑いがあるとみて、行方を追っている。
捜査関係者によると、佐久間容疑者は事件前後、主犯格として逮捕された住吉会系組周辺者、蓑田哲郎容疑者(46)らと携帯電話で連絡を取り合っていたほか、防犯カメラの映像などから、事件後には実行犯とされる渡辺豊容疑者(41)と、茨城県内などで行動をともにしていたことが確認されたという。
佐久間容疑者は、犯行グループの拠点とみられる蓑田容疑者経営の中古自動車販売会社「和光商事」=埼玉県吉川市=にも出入りしていたことが分かっているが、今月上旬、かつて住居があった横浜市内で姿が確認されたのを最後に、足取りが途絶えているという。
捜査本部の調べでは、佐久間容疑者らは共謀して5月12日午前3時ごろ、営業所に侵入、宿直社員を刃物で突き刺すなど重傷を負わせたうえ、金庫室の暗証番号を聞き出し約6億円を奪った疑いが持たれている。
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