福島県内ニュース

福島の中央市民プール 放射性セシウム検出

2011年07月05日 10時28分配信

政府の原子力災害現地対策本部と県災害対策本部は4日、県内の小学校や公共施設など58施設のプールで採取した水の放射線モニタリング調査結果(速報)を発表した。

福島市の中央市民プールの50メートルプールと25メートルプールで放射性セシウムが検出された。

県は環境省が示した水浴場開設の暫定基準値を参考にし、利用制限について市が判断するよう要請した。

調査は6月23日から28日にかけて実施。

福島市の中央市民プールは今夏、一般開放を実施していない。

競技団体などが利用する場合のみ使用を許可している。

今回の調査で1リットル当たりの放射性セシウムの量は50メートルプールは1・14ベクレル、25メートルプールは0・84ベクレルだった。

環境省が示した水浴場の開設できるセシウムの基準値は50ベクレルとなっている。

残りの56カ所については放射性物質が検出されなかった。

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