無料オンラインストレージ – Dropbox vs Nドライブ
これまで筆者は数多くのオンラインストレージを試してきました。その中で現在、注目しているのが「Dropbox」と「Nドライブ」です。理由は様々ですが、何といっても「使い易い!」これに尽きます。ではどういった点が使い易く、また、両者の違いになるのか、以下ではそれに触れてみたいと思います。
使い易さ
まずは「Dropbox」と「Nドライブ」使い易さですが、両者共にローカルドライブ(フォルダ)のような感覚で扱うことができます。Windowsで言えばエクスプローラーから操作でき、そのまま読み込み・書き込みができる点が最大の魅力です。レスポンスも対して気になることはなく、システム知識のない方からすればローカルドライブとの見分けはほとんど付かないはずです。
他にもローカルドライブのように扱えるオンラインストレージはありますが、動作が不安定であったり、余計なアプリケーションの追加が発生するなど使用する中で気になる点が幾つかありました。
両者の違い
この手のオンラインストレージには大きく分けて二つの傾向があります。ひとつはローカルPCに専用のフォルダを設け、オンラインストレージとリアルタイムで同期を取らせるもの(Dropbox)。もうひとつはオンラインストレージをネットワークドライブのように直接割り当て利用させるもの(Nドライブ)です。
前者は作業をローカル内で行うので、処理速度が早く、裏ではリアルタイムシンク(同期化)を行っています。物理スペースを利用することがデメリットと言えるでしょう。後者はオンラインストレージ上での作業になるので、物理スペースを消費することはありませんが、ネットワークによってはパフォーマンスが気になるかもしれません。この違いが利用者の用途に大きな影響を与えます。
オフライン作業
WiFiやモバイル通信が使用できない環境において(オフライン)作業をする場合は、Dropboxがオススメです。Nドライブは常にオンラインでなければ使用できないので、この手の用途には使えません。
容量重視
無料という前提に基づくのであれば、ディスク容量に違いがあります。Dropboxは最大3GB、Nドライブは5GBなので、2GBの違いにこだわる要件があるのであればNドライブの選択になります。
同時接続
共有フォルダのように複数名がオンラインドライブに同時アクセスする場合、これに対応できるのは、Dropboxです。Nドライブは同時アクセスを許可していないため、同じアカウントで別の誰かがログインを行うと、自分のアクセスは遮断されます。
評価基準は様々ですが、今回は複数台のPCからリアルタイムで作業を行う前提で比較させていただきました。