川崎3人殺害 死刑判決の被告が控訴取り下げ 裁判員裁判で2例目
産経新聞 7月5日(火)12時20分配信
川崎市のアパートで平成21年5月、大家の柴田昭仁さん=当時(73)=ら3人を殺害したとして、殺人罪に問われ、1審・横浜地裁の裁判員裁判で6例目の死刑判決を受けた無職、津田寿美年被告(59)が東京高裁への控訴を取り下げたことが5日、分かった。取り下げは4日付。津田被告の死刑が確定した。裁判員裁判の死刑確定は2例目。
6月17日の1審判決によると、津田被告は21年5月30日、同市幸区のアパートで、同じ階に住む柴田さんの弟、嘉晃さん=同(71)=の胸や腹などを包丁で刺し失血死させ、さらに嘉晃さんの妻、敏子さん=(68)=と柴田さんを刺殺した。
津田被告は1審公判の中で「命で償うしかない。死刑囚と思って生活している」と心境を明かしていた。弁護団が6月29日に控訴。弁護団によると、津田被告は判決後にも「(死刑判決を)受け入れたい」と話していたという。
1審で津田被告の主任弁護人を務めた田中栄樹弁護士は「大変驚いている」とコメントした。
裁判員を務めた大学4年の男性(22)は「あれだけ考えて出した結果なので、被告に受け入れてもらえてほっとしている。被告には、刑が執行されるまで被害者の供養に努めてもらいたい。死刑が確定することの精神的な負担は、今のところ感じていない」と話した。
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津田被告は1審公判の中で「命で償うしかない。死刑囚と思って生活している」と心境を明かしていた。弁護団が6月29日に控訴。弁護団によると、津田被告は判決後にも「(死刑判決を)受け入れたい」と話していたという。
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裁判員を務めた大学4年の男性(22)は「あれだけ考えて出した結果なので、被告に受け入れてもらえてほっとしている。被告には、刑が執行されるまで被害者の供養に努めてもらいたい。死刑が確定することの精神的な負担は、今のところ感じていない」と話した。
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最終更新:7月5日(火)12時20分
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