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【サッカー】

岩渕をスーパーサブで起用

2011年7月5日 紙面から

 【アウクスブルク(ドイツ)原田公樹】2011年女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で、すでに8強入りを決めたなでしこジャパンはきょう5日(日本時間6日午前1時15分)、1次リーグB組最終戦でイングランドと対戦する。勝って1位突破するため、佐々木則夫監督はFW岩渕真奈(18)をスーパーサブとして起用する考えを明かした。チームは4日、アウクスブルク市内で最終練習を行い、試合会場を下見して芝の具合などを確認。

 佐々木監督の怒声がピッチに響いた。「イワシ(岩清水)、何やってんだ。軽いプレーのひとつでゲームの流れが変わるんだぞ!」

 すでに8強入りを決め、リラックスムードのチームに緊張が走る。なでしこはイングランドに引き分け以上ならば、1位通過が確定。一方、イングランドは勝てば1位、引き分けなら2位。大敗すれば敗退もあり得る。

 指揮官は先発メンバー数人を入れ替える予定。さらに後半に点を取りにいかなければならない状況では、岩渕をストライカーとして起用するつもりだ。「サイド(のMF)より前(FW)かな。サイドだと守備をしなければならない」と佐々木監督。攻撃専門の“スーパーサブ”として起用する考えを示した。

 岩渕は壮行試合の韓国戦を含め、3戦連続で途中出場。初戦のニュージーランド戦では、持ち前の高速ドリブルで中央突破を図り、ファウルを奪い宮間のFKでの決勝ゴールへつなげた。メキシコ戦ではMFとして途中出場し、沢のハットトリック達成の起点となるパスを出したが、それ以外では輝くようなプレーは影を潜めた。

 イングランドのDFラインには、身長170センチ以上の選手たちが並ぶ。そこへ155センチの岩渕がその足元を縫うように突破を試みる。まさになでしこらしい、戦いになりそうだ。 (原田公樹)

 

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