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【サッカー】

ブラジル ベネズエラとドロー V候補またつまずき

2011年7月5日 紙面から

◇南米選手権第3日(3日・ラプラタほか=アルゼンチン)

 【ラプラタ(アルゼンチン)藤原清美、工藤拓】南米選手権は3日、ブエノスアイレス近郊の当地などで1次リーグB組の2試合を行い、大会3連覇を目指すブラジルはベネズエラと0−0で引き分けた。新鋭FWネイマールらを中心に攻勢を仕掛けたものの、不発に終わり、ドロー発進となった。1979年大会以来3度目となる優勝を狙うパラグアイも0−0でエクアドルと引き分けた。

 圧倒的に攻め立てたブラジルだったが、歓喜の瞬間はついに訪れなかった。引き分けに満足して喜ぶベネズエラの選手たちを横目にしながら、ピッチから引き揚げた。

 久々の「新生マジックカルテット」は不発に終わった。ロビーニョ、ネイマール、パトの3トップと司令塔ガンソの4人が昨年8月以来となるそろい踏み。06年W杯当時のロナウド、ロナウジーニョ、アドリアーノ、カカによる「マジックカルテット」を継承する4人としてブラジル国内での期待は大きいが、この日は決定力を欠いた。

 パトのシュートはバーをたたき、渾身(こんしん)のヘッドは相手GKに阻まれた。ロビーニョも得意のドリブルから再三相手ゴールに迫ったが、最後のところでつぶされた。ロビーニョは「相手が引いて守る試合では、最初の数分でゴールが決まらないと難しくなる。焦りからミスが増え、逆に相手のカウンターで苦しむことになった」と反省した。

 ハーフタイムには、ブラジルの選手たちと、ベネズエラのファリアス監督との間でトラブルが起きた。「うちの選手がピッチで倒れているのに、ネイマールはそれを無視してゴールを決めようとした」と怒り心頭のファリアス監督。乱闘寸前のところで事態は収拾されたが後味の悪さが残った。アルゼンチンに続く優勝候補のつまずき。今回の南米選手権は波乱含みの様相を呈してきた。 (藤原清美)

 

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