榎田、岩瀬に学びたい　虎の新人では１７年ぶり球宴

　阪神では９４年の藪以来、１７年ぶりに新人として選出された榎田は「まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、とてもうれしいです。ガムシャラに投げた結果、出させていただけるんだと思っています」と、戸惑いの中にも喜びを口にした。

　即戦力として東京ガスからドラフト１位で入団。中継ぎとして２５試合に登板し２勝２敗、防御率１・７８と期待に応えている。晴れ舞台では「今まで自分がやってきたことを出せればいい」と話したが、プレーとは別に「プロを代表する選手ばかりなので、いろんな人と話をして、それを糧にしたい」という。

　中でも対面を心待ちにしているのが、同じ左腕の中日・岩瀬。「これまでは話したことはないです。長年やっているし、中継ぎもされていたので精神面とか、準備の面での話しを聞ければいいんですけど」。貴重な時間を最大限に生かすつもりだ。（中山隆志）