大相撲八百長問題の影響で、半年ぶりに本場所興行として実施される名古屋場所の第1新弟子検査が4日、名古屋市内の病院で行われ、受検した2人がともに体格基準(身長173センチ、体重75キロ以上)を満たした。
大東文化大相撲部を中退して阿武松部屋に入門した19歳の若山聡は、全国レベルの元柔道選手を両親に持つ。父・英央さんは全日本選手権にも出場し、母・恵子さんは体重別の全国大会で3位の実績があるという。
若山本人も、以前は相撲と柔道を掛け持ち。千葉・拓大紅陵高進学後は相撲に絞り、高校3年で出場した昨年の国体では個人5位と力をつけた。「兄弟子の若荒雄関や益荒海関のような押しと、(元関脇益荒雄の阿武松)親方のような気迫を見習いたい」と意欲的に語った。
もう1人の受検者はモンゴル出身のエルデンビィールグ・エンクマンライ(春日山部屋)。合格者は内臓検査の結果を待って初日に発表される。
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