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福島第1原発:準備区域縮小は炉の安定が条件 班目氏見解

班目春樹原子力安全委員会委員長=国会内で2011年5月23日、藤井太郎撮影
班目春樹原子力安全委員会委員長=国会内で2011年5月23日、藤井太郎撮影

 内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長は4日の会見で、東京電力福島第1原発から20~30キロの緊急時避難準備区域の縮小に向けた条件として、原子炉の安定を挙げたうえで、同区域内の土壌や学校の放射線量測定が必要との見解を示した。

 班目委員長は「炉の安定が第一条件。だが、普通に生活してくださいと言う以上、土壌の線量についても一定の配慮は必要」と指摘。「解除すれば学校も開くことになる。しっかりモニタリングするのは当然」と述べた。

 同区域は、事故状況が安定していないとして、緊急時に避難や屋内退避を求める地域で、幼稚園・保育所、小中高校は休校している。細野豪志原発事故担当相は、7月中旬をめどに同区域縮小を検討するとしている。【岡田英】

毎日新聞 2011年7月4日 20時17分(最終更新 7月4日 20時29分)

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