2011年5月10日 20時37分 更新:5月10日 21時15分
日本マイクロソフト(東京都港区)は10日、東日本大震災による電力不足をうけ、基本ソフト(OS)に「ウィンドウズ」を使用しているパソコンの節電対策を公表した。画面の明るさを弱めるなどの基本的な設定変更で、従来と比べて3割の節電効果が期待できるという。東京電力管内にある約2300万台で、福島第1原発1号機(約45万キロワット)並みの約35万キロワット分の節電につながるといい、利用者に対策を呼びかけている。
OSがウィンドウズXP以降のパソコンで消費電力を検証した結果、画面の明るさを4割に落とす▽操作しないと5分後に画面が消える(デスクトップ型の場合)▽同様に15分後に待機状態になる--などの設定をした場合、平均して3割消費電力が落ちることがわかったという。
同社は利用者向けの窓口(0120・37・0196)で節電方法を紹介。同社のホームページから、簡単に設定できるプログラムを無料でダウンロードできる。【竹地広憲】