リンゼイさん殺害事件裁判員裁判初公判 市橋達也被告、起訴事実について殺意を否認
イギリス人英会話講師殺害事件で、殺人などの罪に問われている市橋達也被告(32)の裁判員裁判が千葉地方裁判所で始まり、市橋被告は、起訴事実について殺意を否認した。
黒のワイシャツに灰色のジーンズ、髪はボサボサの状態で入廷した市橋被告。
罪状認否では殺意を否定したものの、涙声で「リンゼイさんに怖い思いをさせて殺したのはわたしで、申し訳ありません」と述べた。
無職・市橋達也被告は2007年3月、英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさんに性的暴行を加えたあと殺害し、遺体をマンションのベランダに遺棄したとして、殺人などの罪に問われていて、公判では殺意の有無と、強姦(ごうかん)致死罪が成立するかが争点となっている。
4日午後1時20分から始まった初公判で、起訴事実について聞かれると、市橋被告は「わたしは、リンゼイさんに対して、殺意はありませんでした」と述べ、殺意を否認したうえで、「リンゼイさんに対して怖いを思いをさせて、本当に申し訳ありませんでした」と涙声で謝罪した。
(07/04 14:08)