東日本大震災:岩手県、7月上旬までに仮設1万4000戸

2011年5月9日 19時58分 更新:5月9日 23時32分

 岩手県は9日、東日本大震災の被災者の仮設住宅を7月上旬までに1万4000戸完成させると発表した。当初は7月末の建設完了を予定していたが、前倒しした。各市町村の入居申込数が想定を下回り、建設戸数を4000戸減らしたため。

 県によると、市町村に寄せられた申込数は6日現在、1万2781世帯。県は、申込数が想定を下回った理由として、公営住宅や民間賃貸住宅、親類宅などでの生活を選んだ被災者が多かったためとみている。

 着工済みの仮設住宅は9日現在、9660戸で、確保できた建設用地は約1万3000戸分。不足している釜石市など2市町については民有地を中心に確保したい考え。

 一方、宮城県は4月末現在、建設予定の3万戸のうち1万1309戸を着工。福島県は9日現在、2万4000戸のうち8484戸を着工した。【狩野智彦、宮崎隆】

top
文字サイズ変更
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
この記事を印刷

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報