2011年5月9日 19時26分
経済産業省原子力安全・保安院は9日、10年度の国内の商業用原発54基の設備利用率(稼働率)を発表した。3月11日に発生した東日本大震災で運転停止した東京電力福島第1、第2原発などで稼働率が前年度に比べ大幅に低下した。
このうち、第1原発1号機は09年度に91.7%だったが、10年度に約40ポイント低下し51.5%になった。第2原発1号機は09年度の93.6%から10年度は66.6%になった。
また、中国電力島根原発1号機は、昨年3月の点検・交換漏れで運転を停止した影響で、1974年の営業運転開始以来、初めて0%となった。