2011年5月7日 11時30分 更新:5月7日 11時39分
浜岡原発を抱える静岡県御前崎市の石原茂雄市長は7日午前、市役所で会見。「内閣総理大臣の指示には従うしかない」と述べ、前夜国への反発を表明した姿勢から一転し、原発の一時全面停止措置を受け入れる意向を表明した。
一方で市長は「5日に海江田万里・経済産業相と会った際は、地元意見を尊重すると言っていたのに、突然の発表には驚きだ。10日には海江田経産相と会う約束も取っていた」と改めて政府への不信感をにじませた。
同市財政への影響について「4号機のプルサーマル計画の延期などで今年度予算に約8億円の不足が出る」と説明。「全機停止なら年間で12億円余の影響がある。補償措置について国から説明を聞きたい」と語った。【舟津進】