事件【衝撃事件の核心】発達障害の娘に注いだ愛情は…教育熱心な母親がなぜ? 岡山・長女監禁致死+(4/5ページ)(2011.7.3 18:00

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【衝撃事件の核心】
発達障害の娘に注いだ愛情は…教育熱心な母親がなぜ? 岡山・長女監禁致死

2011.7.3 18:00 (4/5ページ)
低体温症で長女を死亡させたとされる清原陽子被告の自宅アパート=5月、岡山市

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低体温症で長女を死亡させたとされる清原陽子被告の自宅アパート=5月、岡山市

教育熱心な母親像

 麗さんは小学3年から週3日、岡山市内のそろばん塾に通っていた。塾へは清原被告が車で送迎。麗さんは休まず通い、今年1月には珠算検定1級に合格した。麗さんは学校の教員に「受かったよ!」とはしゃいで報告したという。

 だが、清原被告は満足することなく、麗さんにさらに上位の段位を取らせるため勉強を続けさせた。塾側が「(段位は)難しいですよ」と諦めさせようとしたが、「それでも勉強を続けさせます」と熱心に話したという。

 事件の数日前から麗さんは清原被告に無断でそろばん塾を早退するようになり、事件当日も「早く帰らせてください」と30分ほどで早退した。清原被告が迎えに行った際に行き違いとなり、麗さんは塾近くの民家の敷地内から出てきたという。

 担当弁護士によると、清原被告は事件直前、麗さんが民家に入ったことについて相談しようと、相談所の医師に電話をかけたが、医師は不在で相談できなかった。そして、自ら麗さんに理由を問いつめたところ、自傷行為の前兆がみられたため、手足を縛ったという。

 学校によると、清原被告は麗さんの問題行動を特に気にかけ、「きちんと学習や活動できるようになってほしい」と期待をかけていた。2月ごろには、麗さんが問題行動を起こすと反省の気持ちを書かせるよう指導。事件後、自宅からは麗さんが「ごめんなさい」と何度も書いたメモが見つかった。

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