- [PR]
[事件]ニュース トピック:衝撃事件の核心
【衝撃事件の核心】発達障害の娘に注いだ愛情は…教育熱心な母親がなぜ? 岡山・長女監禁致死
2011.7.3 18:00
(3/5ページ)
高等支援学校は、昨年7月から麗さんの顔などに打撲やすり傷を確認していた。今年に入り、麗さんは友人の弁当を取るなど問題行動が顕著になった。このため、教員が2月4日に麗さんと面談すると、麗さんは清原被告から週2、3度の頻度で虐待を受けていることを初めて打ち明けた。
「冷水で髪を洗われた」「手足をひもで縛られた」
麗さんは死亡したときと同様の具体的な虐待内容を教員に説明した。また、「食事を十分に食べさせてもらえない」とも話し、その後も度々空腹を訴え、家に帰ることを嫌がったりしたという。
事態を重くみた学校は同16日夜、教員が約4時間にわたり清原被告と面談。麗さんのあざについて聞くと、清原被告は「(自分が)やった」と虐待を認めたうえ、「娘をどこにも出したくない」「私が知らないことがあるのは許せない」などと話したという。麗さんを束縛する感情をさらに強めていたとみられる。
学校側は同22日に相談所に通告したが、相談所側は「緊急性の高い事案ではない」と判断。そのうえで、相談所の医師を兼務していた学校医を介して清原被告と接触を図ろうと考え、面談する日程を調整していた矢先に事件は起きた。
相談所は「事案の内容や母親の特性などを総合的に考えて、一時保護はしなかった」としている。高等支援学校の校長は「一定の重大性があると認識し、相談所と連携して取り組んでいたが、麗さんを守れずに本当に残念」と悔やんだ。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]