- [PR]
[事件]ニュース トピック:衝撃事件の核心
【衝撃事件の核心】発達障害の娘に注いだ愛情は…教育熱心な母親がなぜ? 岡山・長女監禁致死
2011.7.3 18:00
(1/5ページ)
岡山県内の高等支援学校に通う長女(16)の手足を縛り、自宅の浴室に全裸で監禁して死亡させたとして、母親が逮捕監禁致死容疑で逮捕され、6月に起訴された。長女は中学時代に虐待を受けている子供として認定され、学校と児童相談所が連携して見守っていたという。事件直前には長女が学校側に母親の虐待を打ち明けるなど“SOS”を発信していたが、最悪の事態を防ぐことはできなかった。発達障害などがあった長女を生きがいとして、教育熱心に育児に取り組んでいたという母親。長女への愛情は、なぜ悲劇を招いてしまったのか-。(青木貴紀)
未明の110番
「娘が風呂場で死んでいます」
3月1日午前1時20分ごろ、岡山市内のアパートの一室。母親で無職、清原陽子被告(38)が、浴室に倒れている長女の麗さんを見つけ、こう110番した。県警岡山西署員が駆けつけたとき、麗さんは水にぬれた状態で倒れており、すぐに病院に運ばれたが、約2時間後に死亡が確認された。
清原被告は署員に対し、「しつけのためにやった」と説明したという。麗さんの上半身の数カ所には、つねられたような皮下出血や皮膚の変色があった。
現場検証や司法解剖の結果、麗さんの死因は低体温症と判明。県警は事件発生から約3カ月後の5月23日、清原被告を逮捕、岡山地検は6月13日に逮捕監禁致死罪で起訴した。
起訴状によると、清原被告は、2月28日午後8時ごろ、自宅アパートの居室で全裸の麗さんの手足をビニールひもで縛り、翌3月1日午前1時ごろまでの間、浴室内に立たせ、低体温症で死亡させたとされる。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]