原発の情報公開、不透明で錯綜 原子力学会が改善要請日本原子力学会は4日、福島第1原発事故に関する情報公開が「不透明で錯綜し、国民の抱いている不安に拍車をかけた」と指摘、迅速に公開するよう政府や東京電力などに求める声明を発表した。 声明では、専門家による事故の解明や収束に向けた作業に支障を生じさせたとして、早急な改善を求めた。 情報公開に問題があった例として、燃料が原子炉圧力容器を溶かして落下するメルトスルー(溶融貫通)の可能性を国際原子力機関(IAEA)への報告書で初めて触れたことや、事故初期の放射線量のモニタリング結果が5月下旬になって発表されたことを指摘。 【共同通信】
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