2011年7月3日21時43分
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トヨタ自動車の全工場で「日曜操業」が始まった3日、中部電力の昼間の最大電力需要は1850万キロワットとなった。休業した前週の日曜の昼間と比べて約360万キロワットの増加。トヨタをはじめ自動車各社の操業で、浜岡原子力発電所で停止中の原発3基分だけ需要が増えた形だ。
中部電が発表した午前零時から午後5時までの電力需要によると、ピークは6月26日が午後2時の1487万キロワット、7月3日が午後3時の1850万キロワットだった。
中部電力は自動車業界の休業による需要削減効果について約180万キロワットと想定している。このため、全社が操業した3日は逆に、通常の日曜日と比べて需要が約180万キロワット増えるはずだった。しかし、最高気温が高かったことなどもあり、約2倍の増加幅となった。