東京都千代田区の衆議院議員会館の菅直人首相の事務所に、首相の辞任を求める脅迫文と刃物が入った封筒が郵送されていたことが分かった。事務所から1日に通報を受けた警視庁麹町署が、脅迫容疑などで捜査を始めた。
麹町署などによると、郵便物は菅首相宛てで、消印から6月27日に大阪で投函(とうかん)されたとみられる。中身はナイフのような物(刃渡り約7センチ)と便箋1枚。「政権運営に失望した」「総理を辞任しろ」と記載。さらに自民党の幹部や民主党の小沢一郎元代表などを名指しして、「天誅を下す」とし、最後に「赤報隊一同」と記されていたという。
同様の脅迫文は民主党の小沢元代表の議員会館事務所にも6月30日に届いた。【村上尊一】
毎日新聞 2011年7月4日 15時00分(最終更新 7月4日 15時09分)