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最終更新:2011年7月4日(月) 13時25分

宮城県知事「命令口調はよくない」

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 知事を叱責する発言に、被災地から反発の声が上がっています。松本復興担当大臣が3日、宮城県庁での村井知事の応対をめぐり、厳しい口調で知事を叱責したことについて、村井知事は一夜明けた4日、命令口調はよくないと、不快感を示しました。

 「国と地方自治体は主従関係ではない。対等な関係ですので、命令口調はあまりよろしくない」(宮城県 村井知事)

 村井知事が不快感を示したのは、松本龍復興担当大臣が3日、宮城県庁を訪れたときの発言です。松本大臣は、村井知事が出迎えなかったことに腹を立てて握手を拒否、さらに厳しい口調で叱責しました。

 「(水産業の復興は)県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々は何もしないぞ、ちゃんとやれ。お客さんが来るときは自分が入ってきてからお客さんを呼べ。長幼の序が分かっている自衛隊なら、そんなことはやるぞ。しっかりやれよ。今の最後の言葉はオフレコです。書いたらもうその社は終わりだから」(松本復興相、3日)

 松本大臣は、菅総理が東北の復興のために新設したポストに起用しただけに、宮城県内の被災地からも反発の声が上がっています。

 「これはひどいですね。緊急事態なので(しっかり)やってほしい、被災者に対して」
 「災害のことを心から救ってやるという考えをもってないから。こういう人は困るんじゃないですか」(被災者)

 波紋はさらに広がっていきそうです。(04日11:32)

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