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資産倍増プロジェクトが立ち上げた当初の理念とは裏腹に個人投資家達から非難されています
その矛先がネット証券4社共同での投信プロジェクトでの選考された3ファンドの内容
紹介している自分のブログ記事でも日に日に内容がきつくなっているがわかります
- 日本応援株ファンド(日本株) (三菱UFJ投信)
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なぜ自分に限らず批判の対象になっているのか?
「ホンネの資産運用セミナー」管理人のゆうきさんが自分と同じ思いを完璧に書き綴っています
ネット証券4社共同「資産倍増プロジェクト」でアドバイス募集 − ホンネの資産運用セミナー
今回の原因は、コンセプトと内容の不一致ではないかと。資産倍増プロジェクトのサイトのすべてのページの右下には、「なぜ投信はネットで買うのがオススメなの?」というコーナーがあって、低コスト、ファンドの種類の豊富さ、1000円から積立できること、自由自在の絞り込みの4つのメリットが書かれている。
しかし、今回出て来た専用投信は、高コスト、ニッチ、積立するほど長期投資できないというファンドで、このプロジェクトのコンセプトと完全に不一致なのである。これでは、批判が出ないことを想定する方が難しい。
自分はネット証券4社共同での投信プロジェクトって言ってることとやってることが違うじゃん!とファンドの詳細を知るたびに思っていました
ネット証券の未来について本気だして考えてみた
資産倍増プロジェクトの活動内容(活動予定)は「共同イベントの開催」「共同キャンペーンの実施」「投資信託に関する共同広告・PR展開」「共同ウェブサイトの設立と、投資信託による資産運用の普及啓蒙活動」「4社共同での書籍出版」「4社専用投資信託の組成・販売」です
元も子もない話をしちゃうと言葉や思いだけが先走った近道志向なんです
ネット証券4社共同での投信プロジェクトについて、個人的な想いや考えを書きますでのカブドットコム証券の臼田琢美さん
この現状を改善していくためには、既存の対面での販売がほとんど占めるという状況を打破し、ネットでの販売比率を上げていく必要があると考えています。コストを下げたり、多様なニーズを反映した商品提供という点において、ネットでの投信販売は適しています。少なくとも、現状のように1〜2%程度というのはあまりにも低すぎる。せめて3割程度はあって然るべき。
では、早い話がシェアを高めるにはどうすればいいか? これはもう対面の投資家にネットに来ていただくこと抜きには語れません。
対面と同じ客を争ってどうするの?シェアの奪い合いではパイは移動するだけで大きくなりません
対面の顧客とは会社経営者などの富裕層でありネット証券の顧客とは普通のサラリーマンです
対面(店舗型の証券会社)の良さはサービスの決め細やかさでありネット証券の良さは体面では実現不可能な低コストが最大のウリ。。。
つまり対面の投資家を呼び込む努力をするよりまだまだ未開発な普通のサラリーマンに資産運用を普及させるのが遠回りにみえて最短距離だと思うのです
日本最大の靴屋さんABCマートでは土日祝日は社長含め管理職すべてが店舗に出て商品を売っています
会社に新人が入社する春先の社員食堂などでは保険屋さんが自社の商品の売り込みに必死になっています
自分はそういう場面でネット証券の営業さんが積み立て投資プランを持って話をしている姿を見たことがない
どこかネット証券は「クリックされるのを待つ」「セミナーに足を向けてくれるのを待つ」「口座開設を待つ」と受身姿勢過ぎるのではないか?と感じるのです
資産倍増プロジェクトの活動内容についてもキレイな話や派手なPR活動ばかりで地に足をつけていません
ネット証券の獲得するべき顧客とは対面ではなく保険屋と同じ「新入社員」や「普通の会社員」にターゲットを絞ればいい
富裕層の資産を回転させて手数料を奪い取るのが対面のビジネスモデルならば
ネット証券は長く続く積み立てプランを親身になってアドバイスできる関係を築けよ・・・と
ネット証券なんだから営業は一切しませんの時代は終わりにして本気出して顧客のためになるファンドを用意しているのなら未開発なネット証券を知らない人に営業さんが口座開設と積み立てプランのセットを代行してくださいな?
資産運用をよくわからない人がネット証券会社に口座開設をするのって実は勇気がいるのを知っています?
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FC2スレッドテーマ : つぶやき (ジャンル : 株式・投資・マネー)
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2011/06/30 | Comment (6) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ |松本大さんに聞いてみた
先日マネックスの株主総会に行ってきました。その後に株主説明会なるものがありまして、そこでこのプロジェクトについての質問をしてみたのです。
3年後に全投信売り上げの15%を占めることができれば一応の成功。投信のターゲットは銀行や郵便局などの窓口に行っている方々だけではない・・・といった返答がありました。
また、投信の設定理由として新興国についてはインデックスはすでに割高になっているので、その隙間を狙って中小型株中心とのことでした。
まぁ、しかしどちらにしろ今回のプロジェクトはかなり厳しい結果になりそうですね。この内容で窓口販売に来ている老齢の方々を引き込めるとはとても思えませんし、私たちのようなタイプはまずもって購入しないでしょうし・・・。
だけど、臼田さんのような記事がでたことは少しだけ評価対象となりえるなと感じました^^
ネット証券業界も生き残りに必死でなかなか共同戦線もまとまりにくいのかなぁ・・・と思った次第です。長文失礼しました。
個人的には
「投信なんて軽く商品ラインナップに加えておけばいい」なんて考える大手ネット証券が出てくることに期待もしています。全部のネット証券が投資信託で頑張る必要は全くないと思うのです。
現実的にネット証券は投資信託で利益を出せていません。そこで頑張っていい投資信託を提供すべきだというのは道徳的にはいいことかもしれませんが、経営判断として正しいのかはかなり疑問があります。
ネット証券は株式取引を対面証券会社から奪えたのですから、利益の出ない投信事業を切り捨てて株式取引や先物・オプションなどに注力する、という判断があってもおもしろいと思っています。
コメントありがとうございます
>木星さん
株主説明会お疲れさまでした
松本さんの言う「3年後に15%」
カブドットコム証券の臼田さんの言う「現状のように1〜2%程度というのはあまりにも低すぎる。せめて3割程度」
松本さんの言う15%のほうが控えめな数字なのにとんでもlなく遠い目標に思えてしまうのはプロジェクトが揺らいでいるからか。。。
自分も臼田さんのような記事がでたことは嬉しく思いました
「逆に皆さんに聞きたいことがあります。対面の投資家にネットに来てもらうにはどうすればよいか?どんなファンドを出せばよいか?のアドバイスをください。」
やっぱり企画会議室より現場の声ですよね?
>名無しの投資家さん
ターゲットが対面と読んだ時に「あれっ?」と思ってしまいました
たしかに銀行やゆうちょや店舗型証券会社の顧客を狙えば資産も大きいでしょうし手っ取り早いのかもしれませんが手にした短期的利益は劇薬になりかもしれません
顧客のポートフォリオを真剣に思うよりとにかく顧客を引き込む気持ちを感じます
>吊られた男さん
いつか記事にしてみようかと考えていましたがネット証券はどこも同じようなサービスで面白くないなぁ〜と。
今はどこも投資信託のラインナップは似たり寄ったりですが自分は投信を厳選して30ファンドくらいに絞ったほうが顧客は買いやすいのではないか?と思っています
利益のでない事業を捨てて儲けの見込めるところに特化するのもありですね?経営の基本ですし♪
ただ自分のメイン口座のマネックスだと困りますが(笑)
私がネット証券の社員なら
会社の給与・福利厚生担当者の所を回ります。
財形貯蓄のラインナップに加えてもらえませんか?と。
夫の勤め先の財形は「ろうきん」しかありませんが、私の勤め先の財形は複数の銀行・生保・証券会社・地銀から選べます。
会社によって財形の選択の幅は様々。だからこそ入り込む余地は有りそうです。
特に、401kを行えない公務員には、需要があるのではないでしょうか。
…とアドバイスしたいのですが、臼田さんのページを見ても、どのように伝えたらいいのかわからないので、ここにコメントしてみました。
blogもツイッターもしていないので…。
コメントありがとうございます
>三匹のこぶたさん
コラムでは「中に入って一緒にやりましょう! もしくは建設的なご意見をください。ご質問やご意見は遠慮無く言ってください。できる限り答えます。」とありますがメールフォームないのに今、気付きました。。。
twitterしか手段なさそうですね?
「会社の給与・福利厚生担当者の所を回ります。
財形貯蓄のラインナップに加えてもらえませんか?と。 」
これは良いアイデアです!社員ひとりひとりに説得するより会社と繋がりを持てれば口座引き落としではなく給与天引きで手軽度倍増ですね♪
財形貯蓄のラインナップに加えた後は営業さんが商品説明を根気よくやっていけば魅力も伝わるはずですし自分にあった投資信託が見つかるはずです
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