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大地、高山に完敗…涙の独り立ち宣言

 高山善廣にエルボーをぶち込む橋本大地(右)=東京・後楽園ホール
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 高山善廣にエルボーをぶち込む橋本大地(右)=東京・後楽園ホール

 「ゼロワン」(3日、後楽園ホール)

 涙の自立宣言だ。故橋本真也さんの7回忌興行で高山善廣(44)に敗れた長男の橋本大地(19)は人目をはばからず号泣。父からの精神的自立を、涙ながらに誓った。

 「7周忌のイベントで、メーンで勝てなかったのがすごく悔しいです!」と、おえつが止まらなかった。この日は父の七回忌で46回目の誕生日。初めて父のガウンをまとって入場した大地はすべてをぶつけたが「歯が立たなかった」。パンチでダウンし、垂直落下式バックドロップで投げられ、ヒザを浴びて完敗。「子供同然でした」と、力の差を痛感した。

 とはいえ、落ち込むばかりではない楽天性は父譲り。大地は「父親と一緒に戦うのは今日で終わりにしたい」と宣言した。デビューしてから「一緒にリングに立って」いる気がしていたが「いつまでも一緒にはいられない。1人でリングに立って、父親は控室にいるみたいにただ見ていてくれればうれしい」という覚悟を、父への誕生日プレゼントとした。

 大地は最後に「パパ、ありがとう」と呼びかけた。もう、1人でも歩いていける。

(2011年7月4日)

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