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浜田和幸参院議員の許し難いウソ:その5
2011年7月3日:パート9
間もなく午後11時。 東京の部屋。 浜田和幸参院議員が、「国家国民のために『やむにやまれぬ英断』をする」ような政治家だとはとても信じられない2つ目の理由を書く。
浜田議員離党のニュースは、都内で行われていた幹事長主催の「予算委員会委員との懇親会」の席に飛び込んで来た。 午後6時頃(?)、党役員(自民党議員)が全員帰った後の党本部に、浜田氏の政策秘書が離党届(1枚の紙切れ)を持参し、党のスタッフに手渡したとのこと。 それを聞いた出席者から驚きと怒りの声が上がった。 「酷いやり方だよなあ!」と。
間もなく、浜田氏の秘書が党本部に持って来たという離党届けのコピーが、食事中のテーブルを回った。 それを見た多くの議員たちは、さらに憤慨した。 そこには、たった1、2行、「都合により離党する」みたいなことが書いてあった。 しかも、「浜田和幸」という本人のサインではなく、ハンコが押してあった。
「いくら何でも、この離党届けはないだろう!」「どんなにバツが悪くても、本人が直接、党幹部に離党届を渡すのが、最低限の礼儀ではないか!」 皆、口々にそう話していた。 いつも冷静で、品格のある某議員が、離党届けの文章とハンコをじっと見ながら、つぶやいた。 「このひと、人間のクズですね!」と。
浜田和幸氏を当選させるために、自民党は必死の応援を繰り広げた。 党本部は無理矢理日程を調整して、鳥取県選挙区に有力な弁士を送り込んだ。 小泉進次郎衆院議員も現地に入った。
地元の石破政調会長も、赤沢亮正(りょうせい)衆院議員も、それぞれの後援会組織をフル回転させ、県民に支持を訴えた。 浜田氏のために身を粉にして飛び回ってくれた自民党支持者の方々も大勢いたはずだ。 こんな「信義の欠片もないやり方」で党を足蹴にした浜田氏が、お世話になった人々に「離党の理由」をきちんと説明しているとは、到底、思えない!
ちなみに、自民党鳥取県連は、浜田氏に2千万円を寄付し、さらに立て替え金として、約2千8百万円を貸し付けている。 浜田議員の当選報告が行われた県連大会で配布されたという「平成22年度決算書」に、ちゃんと、そう書いてある。 え? 約2千8百万円の貸し付けに関しては、県連会長と浜田議員との間で「金銭消費貸借契約書」も取り交わされているのだ。
2年前、清和政策研究会(現・町村派)を脱会した。 自民党総裁選挙で河野太郎氏を応援して以来、(森元総理の意向を受けて(?))あちこちで「山本、世耕は派閥を抜けるべきだ!」と言い続けていた町村会長とアポを取り、直接、脱会届を手渡した。 最後は、「いろいろとお世話になりました!」と頭を下げ、派閥事務所を後にした。 人間として守らねばならない「最低限の信義」でしょう?!
浜田議員には、「何か決定的なもの」が欠けている気がする。 お世話になった人々にまともな説明もせず、選挙で走り回ってくれた自民党支持者を平気で裏切り、同僚議員には「離党するつもりはない!」とウソをつき、1枚の紙切れを党本部に届けるだけで離党する! ほんの1年前に、党の公認候補として当選したばかりなのに!!(怒X10)
本当に申し訳ないが、自分には「浜田議員が国家・国民のために志を貫き、やむにやまれぬ英断をするような政治家である」とは、どうしても思えない!!(断言)
追伸:浜田和幸参院議員は、4人の参院幹部の前で、何度も「震災復興のために、与野党が協力しなければならない!」「私は震災復興のために仕事をしたい!」みたいな台詞を口にした。
残念ながら、浜田議員のこの言葉には、全く説得力がなかった。 次回のブログ「浜田和幸参院議員の許し難いウソ:その6」で、その理由を書く。
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間もなく午後11時。 東京の部屋。 浜田和幸参院議員が、「国家国民のために『やむにやまれぬ英断』をする」ような政治家だとはとても信じられない2つ目の理由を書く。
浜田議員離党のニュースは、都内で行われていた幹事長主催の「予算委員会委員との懇親会」の席に飛び込んで来た。 午後6時頃(?)、党役員(自民党議員)が全員帰った後の党本部に、浜田氏の政策秘書が離党届(1枚の紙切れ)を持参し、党のスタッフに手渡したとのこと。 それを聞いた出席者から驚きと怒りの声が上がった。 「酷いやり方だよなあ!」と。
間もなく、浜田氏の秘書が党本部に持って来たという離党届けのコピーが、食事中のテーブルを回った。 それを見た多くの議員たちは、さらに憤慨した。 そこには、たった1、2行、「都合により離党する」みたいなことが書いてあった。 しかも、「浜田和幸」という本人のサインではなく、ハンコが押してあった。
「いくら何でも、この離党届けはないだろう!」「どんなにバツが悪くても、本人が直接、党幹部に離党届を渡すのが、最低限の礼儀ではないか!」 皆、口々にそう話していた。 いつも冷静で、品格のある某議員が、離党届けの文章とハンコをじっと見ながら、つぶやいた。 「このひと、人間のクズですね!」と。
浜田和幸氏を当選させるために、自民党は必死の応援を繰り広げた。 党本部は無理矢理日程を調整して、鳥取県選挙区に有力な弁士を送り込んだ。 小泉進次郎衆院議員も現地に入った。
地元の石破政調会長も、赤沢亮正(りょうせい)衆院議員も、それぞれの後援会組織をフル回転させ、県民に支持を訴えた。 浜田氏のために身を粉にして飛び回ってくれた自民党支持者の方々も大勢いたはずだ。 こんな「信義の欠片もないやり方」で党を足蹴にした浜田氏が、お世話になった人々に「離党の理由」をきちんと説明しているとは、到底、思えない!
ちなみに、自民党鳥取県連は、浜田氏に2千万円を寄付し、さらに立て替え金として、約2千8百万円を貸し付けている。 浜田議員の当選報告が行われた県連大会で配布されたという「平成22年度決算書」に、ちゃんと、そう書いてある。 え? 約2千8百万円の貸し付けに関しては、県連会長と浜田議員との間で「金銭消費貸借契約書」も取り交わされているのだ。
2年前、清和政策研究会(現・町村派)を脱会した。 自民党総裁選挙で河野太郎氏を応援して以来、(森元総理の意向を受けて(?))あちこちで「山本、世耕は派閥を抜けるべきだ!」と言い続けていた町村会長とアポを取り、直接、脱会届を手渡した。 最後は、「いろいろとお世話になりました!」と頭を下げ、派閥事務所を後にした。 人間として守らねばならない「最低限の信義」でしょう?!
浜田議員には、「何か決定的なもの」が欠けている気がする。 お世話になった人々にまともな説明もせず、選挙で走り回ってくれた自民党支持者を平気で裏切り、同僚議員には「離党するつもりはない!」とウソをつき、1枚の紙切れを党本部に届けるだけで離党する! ほんの1年前に、党の公認候補として当選したばかりなのに!!(怒X10)
本当に申し訳ないが、自分には「浜田議員が国家・国民のために志を貫き、やむにやまれぬ英断をするような政治家である」とは、どうしても思えない!!(断言)
追伸:浜田和幸参院議員は、4人の参院幹部の前で、何度も「震災復興のために、与野党が協力しなければならない!」「私は震災復興のために仕事をしたい!」みたいな台詞を口にした。
残念ながら、浜田議員のこの言葉には、全く説得力がなかった。 次回のブログ「浜田和幸参院議員の許し難いウソ:その6」で、その理由を書く。
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浜田和幸参院議員の許し難いウソ:その4
2011年7月3日:パート8
午後8時30分。 高崎から東京に向かう列車の中で、パソコン画面に向かっている。 今日は、久々に高崎名物の「だるま弁当」を買った。 ああ、この懐かしい味! いつ食べても、本当に美味しい。(ニッコリ)
ここからは、「浜田和幸参院議員の許し難いウソ」の続編。 浜田氏は、参院執行部4人の前で「離党など毛頭、考えていない!」と何度も繰り返した。 その舌の根も乾かぬうちに(数時間後に)離党した。(愕然X5)
政治家には、どんな反発を受けても、信念を貫かねばならない時がある。 が、もし浜田議員が最初から離党するつもりだったのなら、なぜ、「自民党には残りたいが、迷っている!」とか、「離党するかどうかも含めて、今日中に判断する!」と言わなかったのだろうか?! それならそれで、「やむを得ない」と思ったに違いない。 あれでは、その場凌ぎのために「真っ赤なウソをついた」と言われても仕方がない!!(怒) 我々は政治家として、同僚議員だった浜田氏と真剣に向き合った。 あまりにも不誠実な態度ではないか!!(怒X2)
その後の行動を考えると、浜田氏は、その日のうちに離党するつもりだったとしか思えない。 にもかかわらず、あそこで「自民党員を辞めるつもりは全くない!」などと平気で言ってのける神経が信じられない!! 少なくとも、あの場所にいた4人は、浜田議員が「2枚舌を使った」という印象を持った。(怒X3) 「一事が万事」だ。 申し訳ないが、浜田議員は、都合の悪い場面に遭遇すると、平然とああいうウソをつく人間ではないかと疑ってしまう。
浜田氏が幹事長室を出ていく直前、小坂幹事長が、「浜田さん!少なくとも私たちの前で離党は考えていないとおっしゃったんですから、そのことはメディアの前でもハッキリ言ったほうがいいと思います!」と念を押した。 「分かりました!」と軽く返事をして席を立った浜田議員は、TVカメラの前で「我々に離党しないと説明したこと」は、ひとことも言わなかったらしい。(ガクッ)
この感覚って、前職の総理から「ペテン師」とまで罵倒された菅総理にそっくりな気がする。 波長が合っているから、1本釣りに引っかかってしまったのだろうか?!(ため息) これは人間としての信義の問題だ。 こんな立ち振る舞いをする政治家が、国民のことを思って「やむにやまれぬ英断」をしたなんて言っても、全く信用出来ない!!(断言)
今回の離党劇で、さらに許せないことがある。 それは、お世話になった人々の恩義を踏みにじる「浜田氏の離党の仕方」だ。(怒X5) この件については、次回のブログで。
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午後8時30分。 高崎から東京に向かう列車の中で、パソコン画面に向かっている。 今日は、久々に高崎名物の「だるま弁当」を買った。 ああ、この懐かしい味! いつ食べても、本当に美味しい。(ニッコリ)
ここからは、「浜田和幸参院議員の許し難いウソ」の続編。 浜田氏は、参院執行部4人の前で「離党など毛頭、考えていない!」と何度も繰り返した。 その舌の根も乾かぬうちに(数時間後に)離党した。(愕然X5)
政治家には、どんな反発を受けても、信念を貫かねばならない時がある。 が、もし浜田議員が最初から離党するつもりだったのなら、なぜ、「自民党には残りたいが、迷っている!」とか、「離党するかどうかも含めて、今日中に判断する!」と言わなかったのだろうか?! それならそれで、「やむを得ない」と思ったに違いない。 あれでは、その場凌ぎのために「真っ赤なウソをついた」と言われても仕方がない!!(怒) 我々は政治家として、同僚議員だった浜田氏と真剣に向き合った。 あまりにも不誠実な態度ではないか!!(怒X2)
その後の行動を考えると、浜田氏は、その日のうちに離党するつもりだったとしか思えない。 にもかかわらず、あそこで「自民党員を辞めるつもりは全くない!」などと平気で言ってのける神経が信じられない!! 少なくとも、あの場所にいた4人は、浜田議員が「2枚舌を使った」という印象を持った。(怒X3) 「一事が万事」だ。 申し訳ないが、浜田議員は、都合の悪い場面に遭遇すると、平然とああいうウソをつく人間ではないかと疑ってしまう。
浜田氏が幹事長室を出ていく直前、小坂幹事長が、「浜田さん!少なくとも私たちの前で離党は考えていないとおっしゃったんですから、そのことはメディアの前でもハッキリ言ったほうがいいと思います!」と念を押した。 「分かりました!」と軽く返事をして席を立った浜田議員は、TVカメラの前で「我々に離党しないと説明したこと」は、ひとことも言わなかったらしい。(ガクッ)
この感覚って、前職の総理から「ペテン師」とまで罵倒された菅総理にそっくりな気がする。 波長が合っているから、1本釣りに引っかかってしまったのだろうか?!(ため息) これは人間としての信義の問題だ。 こんな立ち振る舞いをする政治家が、国民のことを思って「やむにやまれぬ英断」をしたなんて言っても、全く信用出来ない!!(断言)
今回の離党劇で、さらに許せないことがある。 それは、お世話になった人々の恩義を踏みにじる「浜田氏の離党の仕方」だ。(怒X5) この件については、次回のブログで。
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群馬県知事選挙は自民推薦候補の圧勝
2011年7月3日:パート7
夜8時過ぎ。 高崎駅構内の待合室でパソコンを起動させた。 知事選挙は、(予想どおり)自民・公明・みんなの党が推薦する現職の大沢正明候補が圧勝した。 投票の締め切り時間である午後7時を回った時点で、当選確実が出た。 群馬県各地の拠点決起大会を回った甲斐があった。(ホッ) 大沢知事、本当にお疲れ様でした。 益々の活躍を期待しています!!
あ、そろそろホームに上がらないと。
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夜8時過ぎ。 高崎駅構内の待合室でパソコンを起動させた。 知事選挙は、(予想どおり)自民・公明・みんなの党が推薦する現職の大沢正明候補が圧勝した。 投票の締め切り時間である午後7時を回った時点で、当選確実が出た。 群馬県各地の拠点決起大会を回った甲斐があった。(ホッ) 大沢知事、本当にお疲れ様でした。 益々の活躍を期待しています!!
あ、そろそろホームに上がらないと。
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浜田和幸参院議員の許し難いウソ:その3
2011年7月3日:パート6
新幹線で地元に向かっている。 今晩、開票される「群馬県知事選挙」の速報を、前橋の選対事務所で見守るためだ。 群馬県選出の国会議員は、全員集まると思う。
さて、ここからは、「浜田和幸参院議員の許し難いウソ:その2」の続き。 参院幹事長室に集まったのは、小坂幹事長、脇国対委員長、山本政審会長、世耕幹事長代理。 何を言っても、「私は自民党を離党するつもりはない!」と繰り返す浜田氏と、押し問答のような時間が続いた。
浜田氏の「自民党員を辞めるつもりはない!」という発言を聞いていた脇国対委員長が、おもむろにこう言った。 「浜田さんは党を離れるつもりがない。そうだとすれば、これはもう党と党の話だ。民主党のしかるべきところから、自民党に政務官の話をしてもらう。その上で、自民党としてキッパリと断る。これが、正しい流れでしょう!」と。 まさに正論だ。
「県連会長からも電話が入ってますし、後援会長にも十分、話をしていないんです。所属派閥の伊吹会長にも連絡が取れていませんから、ね。これからいろいろと話をしないと!」と言う浜田議員に、小坂幹事長が「まあ、いろいろお忙しいでしょうから。とにかく、離党しないということはだけは明言されたんですから、外に待っている記者(TVカメラやペン)に、そのことだけは伝えていただいたほうがいいと思います!」と応じた。 浜田議員は、「分かりました!」と言って、部屋を出て行った。
浜田氏が退出した後、3人で少し話をした。 小坂幹事長が、(ため息混じりに)「どう見ても、確信犯だ。全て分かった上で、ああ言ってると思う」とつぶやいた。 が、自分は、「いや、政治家として、あそこまでハッキリ、しかも何度も離党するつもりはないと断言したんですから。まさか離党はしないんじゃないですか?」と言った。
実際、その後に行われた政審会長の定例記者会見では、次のように宣言した。 「先ほどの話し合いの中で、浜田議員は(私たち4人の前で)離党の意志は全くないと言いました。浜田さんがウソをつくはずがありません!自民党所属議員のまま政府に入るのは無理ですから、最後はきちっと断っていただけると確信しています!」
この日は、午後6時30分から、幹事長室と予算委員会委員の懇親会があった。 懇親会の途中で、メールが届いた。 「浜田和幸参院議員が、先ほど、党本部に離党届けを提出した」というニュースだった。(愕然)
小坂幹事長の分析は正しかった。(ガクッX5) この続きは、「浜田和幸参院議員の許し難いウソ:その4」で。
追伸:このブログに書いた浜田氏との会話は、全て事実だ。 必要なら、その場にいた3人に証人になってもらう。
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新幹線で地元に向かっている。 今晩、開票される「群馬県知事選挙」の速報を、前橋の選対事務所で見守るためだ。 群馬県選出の国会議員は、全員集まると思う。
さて、ここからは、「浜田和幸参院議員の許し難いウソ:その2」の続き。 参院幹事長室に集まったのは、小坂幹事長、脇国対委員長、山本政審会長、世耕幹事長代理。 何を言っても、「私は自民党を離党するつもりはない!」と繰り返す浜田氏と、押し問答のような時間が続いた。
浜田氏の「自民党員を辞めるつもりはない!」という発言を聞いていた脇国対委員長が、おもむろにこう言った。 「浜田さんは党を離れるつもりがない。そうだとすれば、これはもう党と党の話だ。民主党のしかるべきところから、自民党に政務官の話をしてもらう。その上で、自民党としてキッパリと断る。これが、正しい流れでしょう!」と。 まさに正論だ。
「県連会長からも電話が入ってますし、後援会長にも十分、話をしていないんです。所属派閥の伊吹会長にも連絡が取れていませんから、ね。これからいろいろと話をしないと!」と言う浜田議員に、小坂幹事長が「まあ、いろいろお忙しいでしょうから。とにかく、離党しないということはだけは明言されたんですから、外に待っている記者(TVカメラやペン)に、そのことだけは伝えていただいたほうがいいと思います!」と応じた。 浜田議員は、「分かりました!」と言って、部屋を出て行った。
浜田氏が退出した後、3人で少し話をした。 小坂幹事長が、(ため息混じりに)「どう見ても、確信犯だ。全て分かった上で、ああ言ってると思う」とつぶやいた。 が、自分は、「いや、政治家として、あそこまでハッキリ、しかも何度も離党するつもりはないと断言したんですから。まさか離党はしないんじゃないですか?」と言った。
実際、その後に行われた政審会長の定例記者会見では、次のように宣言した。 「先ほどの話し合いの中で、浜田議員は(私たち4人の前で)離党の意志は全くないと言いました。浜田さんがウソをつくはずがありません!自民党所属議員のまま政府に入るのは無理ですから、最後はきちっと断っていただけると確信しています!」
この日は、午後6時30分から、幹事長室と予算委員会委員の懇親会があった。 懇親会の途中で、メールが届いた。 「浜田和幸参院議員が、先ほど、党本部に離党届けを提出した」というニュースだった。(愕然)
小坂幹事長の分析は正しかった。(ガクッX5) この続きは、「浜田和幸参院議員の許し難いウソ:その4」で。
追伸:このブログに書いた浜田氏との会話は、全て事実だ。 必要なら、その場にいた3人に証人になってもらう。
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浜田和幸参院議員の許し難いウソ:その2
2011年7月3日:パート5
6月27日の午後。 世耕弘成幹事長代理から、携帯に電話がかかって来た。 「一太さん!これから、浜田さん(浜田和幸参院議員)と幹事長室で会うことになりました。ええ、やっと連絡が取れたんです。幹事長も、国対委員長も同席する予定です。すぐに来てもらえませんか?」
「了解。少し遅れるけど、なるべく早めに合流します!」と言って電話を切った。 15分ほど(?)遅れて、幹事長室に飛び込んだ。 小坂幹事長、脇国対委員長、世耕幹事長代理が、浜田氏を囲んで話し込んでいた。
開口一番、「いや、遅れて申し訳ありません!浜田さん、いろいろな報道があって心配してるんですけど、まさか離党なんてしませんよね?!参院政審でも、浜田さんの知識や発信力で手伝ってもらいたいことは、いろいろあるんです!一緒にやりたいんです!浜田さんが新人議員として最初に本会議の質問(TV中継入り)に立った時も、私が強く推薦したんですから!浜田さんは外交の知識も豊富だし、何より雄弁です。ぜひ、やってもらいましょうって!」(本当にバカだった。(ため息))
浜田氏は、少し笑みを浮かべてこう言った。 「いや、今も幹事長に話していたんですけどね。私は自民党を離党する気は、毛頭、ないんですよ!自民党員を辞めるつもりも一切ない!」 それを聞いていた小坂幹事長が、苦笑いしながら言った。 「いや、だから、浜田さん。さっきから言っているように、自民党に所属したまま、政府の政務官になるというのは、実際には無理なんです。民主党政権とは政策協議もやってませんし、連立も組んでませんから!」 浜田議員は首を傾げながら、「いや、本当にそうなんですかねえ?自民党員のまま、政務官は出来ないんででしょうかねえ?」と答えた。 世耕幹事長代理が、「自民党籍のまま政務官になれない」理由を、改めて論理的に説明した。
小坂幹事長が、さらに一歩、踏み込んで聞いた。 「その、自民党は離党しないという意志は、枝野官房長官にも伝えているんですよね?」「ええ、話してあります。とにかく、今日中に相手側(政府)から正式な要請が来るはずなので、それを待ちたいと思うんですね!」と浜田氏。
そこで、自分が直球を投げた。 「浜田さん!自民党を離党するつもりは全くないんですよね!」と。 「ええ、ありません!」と繰り返す浜田氏に、「そうだとすると、政務官として入閣するのは無理です。浜田さんほどの人が、こんなシンプルな理屈が分からないはずがない!離党はしないので受けられないと、キッパリ断ってください!」と突っ込んだ。
浜田氏は、悪びれた様子もなく(独特の笑みを浮かべながら)、次のような意味のことを言った。 「いや、何と言っても、枝野官房長官からの要請ですから、ね。私もむげには断れない!私の力が必要だと言うんですよねえ!ええと、最初は外務政務官みたいなことを言ってたんですけど、今は何か震災担当政務官だとか何とか。いずれにせよ、震災対策に関して、他国との調整をやって欲しいということでした。」
そこで、山本一太が、再び、ストレートを投げ込んだ。 「あの、浜田さん!離党(=ポスト)の誘いを受けたのは、残念ながら浜田さんだけじゃないんです。恐らく、10人近くの人にアプローチしてます。他の人には、全員、断られたんですよ!この話を仕掛けた人々が、浜田さんの能力を本当に必要としているとは、とても思えない。絶対に騙されてます!純粋な部分を利用しようとしてるんです!」 続けて、こうも話した。 「だって、浜田さんが自ら決断して発表する前に、こんなにメディアに情報が流れ、離党せざる得ないみたいな状況になってるじゃないですか!先週末から、マスコミに一生懸命、『浜田離党説』を流しているのは、浜田さんに声をかけて来た人々ですよ!このことだけでも、おかしいと思いませんか?」
浜田氏は、ちょっと困ったような表情を見せながら、「まあ、そう言われると、民主党に乗せられているって気もしないではないけどねえ。ちょっと、人間不信になっちゃうなあ。(苦笑)」とつぶやいた。
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6月27日の午後。 世耕弘成幹事長代理から、携帯に電話がかかって来た。 「一太さん!これから、浜田さん(浜田和幸参院議員)と幹事長室で会うことになりました。ええ、やっと連絡が取れたんです。幹事長も、国対委員長も同席する予定です。すぐに来てもらえませんか?」
「了解。少し遅れるけど、なるべく早めに合流します!」と言って電話を切った。 15分ほど(?)遅れて、幹事長室に飛び込んだ。 小坂幹事長、脇国対委員長、世耕幹事長代理が、浜田氏を囲んで話し込んでいた。
開口一番、「いや、遅れて申し訳ありません!浜田さん、いろいろな報道があって心配してるんですけど、まさか離党なんてしませんよね?!参院政審でも、浜田さんの知識や発信力で手伝ってもらいたいことは、いろいろあるんです!一緒にやりたいんです!浜田さんが新人議員として最初に本会議の質問(TV中継入り)に立った時も、私が強く推薦したんですから!浜田さんは外交の知識も豊富だし、何より雄弁です。ぜひ、やってもらいましょうって!」(本当にバカだった。(ため息))
浜田氏は、少し笑みを浮かべてこう言った。 「いや、今も幹事長に話していたんですけどね。私は自民党を離党する気は、毛頭、ないんですよ!自民党員を辞めるつもりも一切ない!」 それを聞いていた小坂幹事長が、苦笑いしながら言った。 「いや、だから、浜田さん。さっきから言っているように、自民党に所属したまま、政府の政務官になるというのは、実際には無理なんです。民主党政権とは政策協議もやってませんし、連立も組んでませんから!」 浜田議員は首を傾げながら、「いや、本当にそうなんですかねえ?自民党員のまま、政務官は出来ないんででしょうかねえ?」と答えた。 世耕幹事長代理が、「自民党籍のまま政務官になれない」理由を、改めて論理的に説明した。
小坂幹事長が、さらに一歩、踏み込んで聞いた。 「その、自民党は離党しないという意志は、枝野官房長官にも伝えているんですよね?」「ええ、話してあります。とにかく、今日中に相手側(政府)から正式な要請が来るはずなので、それを待ちたいと思うんですね!」と浜田氏。
そこで、自分が直球を投げた。 「浜田さん!自民党を離党するつもりは全くないんですよね!」と。 「ええ、ありません!」と繰り返す浜田氏に、「そうだとすると、政務官として入閣するのは無理です。浜田さんほどの人が、こんなシンプルな理屈が分からないはずがない!離党はしないので受けられないと、キッパリ断ってください!」と突っ込んだ。
浜田氏は、悪びれた様子もなく(独特の笑みを浮かべながら)、次のような意味のことを言った。 「いや、何と言っても、枝野官房長官からの要請ですから、ね。私もむげには断れない!私の力が必要だと言うんですよねえ!ええと、最初は外務政務官みたいなことを言ってたんですけど、今は何か震災担当政務官だとか何とか。いずれにせよ、震災対策に関して、他国との調整をやって欲しいということでした。」
そこで、山本一太が、再び、ストレートを投げ込んだ。 「あの、浜田さん!離党(=ポスト)の誘いを受けたのは、残念ながら浜田さんだけじゃないんです。恐らく、10人近くの人にアプローチしてます。他の人には、全員、断られたんですよ!この話を仕掛けた人々が、浜田さんの能力を本当に必要としているとは、とても思えない。絶対に騙されてます!純粋な部分を利用しようとしてるんです!」 続けて、こうも話した。 「だって、浜田さんが自ら決断して発表する前に、こんなにメディアに情報が流れ、離党せざる得ないみたいな状況になってるじゃないですか!先週末から、マスコミに一生懸命、『浜田離党説』を流しているのは、浜田さんに声をかけて来た人々ですよ!このことだけでも、おかしいと思いませんか?」
浜田氏は、ちょっと困ったような表情を見せながら、「まあ、そう言われると、民主党に乗せられているって気もしないではないけどねえ。ちょっと、人間不信になっちゃうなあ。(苦笑)」とつぶやいた。
あ、そろそろ次の日程に行かないと。 この続きは、「浜田和幸参院議員の許し難いウソ:その3」で。
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