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【大相撲】

北勝国“史上最速”十両昇進狙う 10日から名古屋場所

2011年7月4日 紙面から

参考記録ながら史上最速の前相撲から所要5場所で十両昇進を目指す北勝国=名古屋市内で

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 名古屋場所で西幕下9枚目の北勝国(26)=八角=が前相撲から“史上最速”の十両昇進をかける。

 2008年春場所で十両に昇進したが、その後は手首のけがで昨年秋場所には番付外まで転落した。しかし、その後は怒濤(どとう)の快進撃。昨年九州場所から今年5月の技量審査場所まで負けなしの21連勝で西幕下9枚目まで上がってきた。

 初土俵からではないのであくまでも参考記録となるが、名古屋場所で十両昇進を決めれば前相撲から所要5場所。これまで板井、土佐豊が記録した所要6場所を上回るスピードだ。八百長問題で欠員が出たため5月は東三段目25枚目の全勝で今場所は幕下上位。不可能とされた各段1場所通過も可能だ。「ポンポン上がるのは不思議な感じ。いい意味でその気にならないといけない」と気持ちも乗っている。東十両12枚目が最高位。だから三段目までは「負けたらいけないというのがありました」とプレッシャーもあったが、「今場所は思い切っていける」と硬くなることもない。

 昨年の名古屋場所はけがで全休したが、それ以上に野球賭博に関与したとして「師匠やおかみさんを裏切ってしまったことがつらかった。恩返しをしたいです」。この熱い思いに結果はついてくるはずだ。 (岸本隆)

 

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