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【サッカー】

コロンビア1−0で辛勝

2011年7月4日 紙面から

◇南米選手権第2日(2日・フフイ=アルゼンチン)

 【フフイ(アルゼンチン)工藤拓】南米選手権は2日、当地で1次リーグA組の1試合を行い、コロンビアがコスタリカを1−0で下した。前半終了間際にFWラモスが決勝ゴールを決めた。日本の出場辞退で代替招待されたコスタリカは前半途中に退場者を出し、主導権を握れなかった。コロンビアは勝ち点3で同組首位。アルゼンチンとボリビアが勝ち点1で2位に並び、コスタリカが最下位。

 コロンビアが一瞬の隙を突いた。前半27分に退場者を出したコスタリカは守備に注力。ハーフタイムに一息つこうともくろんだが、プラン通りにはいかなかった。

 前半終了間際の45分、今季の欧州リーグを制したポルトの主力MFグアリンが、正確なスルーパス。これに反応したFWラモスが相手GKをあざ笑うかのようにかわし、無人のゴールに左足でけり込んだ。ようやく決まったゴールにコロンビアの選手たちは大喜び。ベンチではゴメス監督がスタッフと抱き合った。

 マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた殊勲の点取り屋は「初戦で勝てたことは自信になる。良い時間帯とそうでない時間帯があったが、重要なのは勝ったこと。勝ち進む自信が深まった」と胸を張った。

 アルゼンチンやブラジルといった大国ばかりが注目される中、コロンビアも01年大会以来となる2度目の優勝を密かに狙う。「南米選手権で勝つのは本当に難しい。責任は重大」とゴメス監督。「私はこの大会を8度経験しているが、今日の試合には足が震えた」と言いながらも、確実に勝利を挙げたことで笑顔を絶やさなかった。アルゼンチンとの次戦に向けては「本命はわれわれではない。勝利が義務付けられているのは相手の方」と開催国にかかる重圧を指摘。後がないアルゼンチンに対し、コロンビアは無欲の勝利を目指す。

 

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