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【サッカー】渡辺バズーカー 因縁対決制した 横浜M2位キープ2011年7月4日 紙面から
◇J1第2節(第2日) 横浜M2−1川崎各地で3試合を行い、2位横浜Mが3位川崎との上位対決を2−1で制し、3連勝で勝ち点を27に伸ばした。横浜Mは後半、FW渡辺千真(24)のミドルシュートで勝ち越した。川崎は9試合ぶりの敗戦となった。 試合終了のホイッスルとともにDF中沢はピッチに倒れこんだ。MF兵藤は足がつり、小椋は右足の甲を負傷。攻め込まれボロボロになりながら横浜Mは川崎との因縁マッチで勝利を収めた。 後半から投入したFW渡辺の決勝ゴールに驚き、喜んだのは木村監督だった。「ビックリしたの。なんじゃあれは? バズーカーか。すごかったの」と満面の笑みを浮かべた。 後半26分、中沢がジュニーニョからボールを奪い、渡辺にパス。渡辺はペナルティーエリアの外から豪快にネットに突き刺した。「迷わず振り抜きましたよ。できればもっと前のヘッドで決めたかったけど、決められてよかった」。よほどうれしかったのかユニホームを脱ぎ、グルグル振り回して警告を受けるというおまけ付き。「あれ、やってみたかった。まだ1枚目だからいいかなと…」と苦笑いを浮かべた。 チーム最高のゴール数を挙げながらベンチスタート。だが、渡辺は「こうやって与えられた時間で結果を残さないと使ってもらえませんから」と素直に話す。木村監督は「スピードはある。シュートのテクニックもある。総合的に見て代表にいなきゃおかしい選手やろ」と渡辺について話す。これまでは好不調の波が表情や練習態度に出るなど、メンタルの弱さが指摘されてきた。最も期待する選手だからこそ、指揮官は鍛えたかった。 川崎には横浜Mに在籍したDF田中裕、MF山瀬、DF小宮山がいる。横浜Mも、MF谷口が川崎からの移籍という因縁対決。さらに首位・柏追撃の一番手を決める2位、3位対決は横浜Mが制した。シーズンを占う上で横浜Mにとって大きな1勝になりそうだ。 (荒川敬則) PR情報
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