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【プロ野球】

沢村プロ初KO 2被弾5失点「独り相撲」

2011年7月4日 紙面から

1回表1死一、二塁、和田(後方)から左越えに先制3ランを打たれた沢村

写真

◆中日6−2巨人

 G党の悲鳴。竜党の歓喜。巨人・沢村がプロ初のKOを食らった。痛恨の2被弾。自己最多の5失点。「独り相撲です。悪いときにも抑えるのがローテで回り、主軸になる投手。それをできなかったのは実力不足です」。ルーキーは眉間に深いシワを寄せた。

 地獄はいきなりやってきた。直球が走らず、制球も不安定。スライダーも抜ける。四球、死球、そして和田の3ラン。初回、スコアボードに「3」がともっていた。「森野さんと和田さんの調子が良いのは分かっていた」。警戒していても、それ以上に自身の調子が悪い。何も修正できないまま5イニングでマウンドを降りた。

 開幕からローテの一角を守ってきた。先月末には初の連勝を飾り、自信を持って臨んだ中日戦だった。4月2日のチャリティーマッチでは5イニング無失点の快投を見せ、竜キラー誕生も予感させた。しかし、初の“真剣勝負”で立場が逆転。プロの厳しさを思い知らされた。

 川口投手総合コーチは「バテているんじゃないか」と蓄積疲労を心配したが、借金7のチーム状態を考えれば休んでもいられない。原監督も「コンディション(が悪かったこと)もあるでしょうけど、今回は(今後の)良い勉強にしないといけない投球」と復調に期待した。

 黄金ルーキーが初めて直面する正念場。これを乗り越えなければ、エースの座には近づけない。 (井上学)

 

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