郷土史研究家の内田四方蔵さん死去、生麦村の名主日記を解読/神奈川
2011年6月30日
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神奈川の郷土史研究家で、横浜ペンクラブや横浜文芸懇話会の会長を務めた内田四方蔵(うちだ・よもぞう)さんが28日午前10時41分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため、横浜市内の病院で死去した。93歳。小田原市出身。自宅は横浜市戸塚区。通夜は30日午後6時から、告別式は7月1日午後0時半から横浜市戸塚区川上町716の3、ジャクセン東戸塚プラザで。喪主は妻の蝶(ちょう)さん。
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旧制小田原中学(現・県立小田原高校)卒業後、地元企業に勤めていたが、1955年ごろから横浜信用金庫のPR誌の編集を手掛けたことを機に郷土史研究を始めた。69年から17年を費やし、今の横浜市鶴見区にあった生麦村の名主5代が140年間にわたってつづった「関口日記」を解読。江戸後期から明治初期の庶民生活を解明する貴重な史料として全26巻にまとめ刊行した。
横浜文芸懇話会では運営の中心を担い、小説や短歌、俳句などの振興にも努めた。さらに港北区などの区史編集や文化財調査にも携わり、地元の文化に幅広い分野で貢献した。
長年郷土の歴史を研究してきた功績が認められ、86年には横浜文化賞を受賞した。また、神奈川新聞に1972年1月から2006年2月まで34年間にわたり「郷土史展望」を連載。丹念な調査と的確な分析には定評があった。09年には、横浜開港150周年を記念して「ハマッ子の歴史―その感性と素顔―」を自費出版した。
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旧制小田原中学(現・県立小田原高校)卒業後、地元企業に勤めていたが、1955年ごろから横浜信用金庫のPR誌の編集を手掛けたことを機に郷土史研究を始めた。69年から17年を費やし、今の横浜市鶴見区にあった生麦村の名主5代が140年間にわたってつづった「関口日記」を解読。江戸後期から明治初期の庶民生活を解明する貴重な史料として全26巻にまとめ刊行した。
横浜文芸懇話会では運営の中心を担い、小説や短歌、俳句などの振興にも努めた。さらに港北区などの区史編集や文化財調査にも携わり、地元の文化に幅広い分野で貢献した。
長年郷土の歴史を研究してきた功績が認められ、86年には横浜文化賞を受賞した。また、神奈川新聞に1972年1月から2006年2月まで34年間にわたり「郷土史展望」を連載。丹念な調査と的確な分析には定評があった。09年には、横浜開港150周年を記念して「ハマッ子の歴史―その感性と素顔―」を自費出版した。
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