共産党の志位委員長は、党の中央委員会の総会で、「民主党政権や2大政党制全体の行き詰まりの深さから、衆議院選挙の時期を予断を持って言うことができない状況にある」と述べ、早期の衆議院の解散・総選挙に備えて準備を急ぐ考えを示しました。
共産党の志位委員長は、党の中央委員会の総会で、「民主党政権や2大政党制全体の行き詰まりの深さから、衆議院選挙の時期を予断を持って言うことができない状況にある」と述べ、早期の衆議院の解散・総選挙に備えて準備を急ぐ考えを示しました。この中で、志位委員長は、東日本大震災後の政治状況について、「民主党政権の震災復興対策はあまりに遅く、多くの問題が手つかずで残されている。自民党と公明党も、震災や原発事故を民主党政権を攻撃するための党利党略に利用している」と指摘しました。その上で、志位氏は、「民主党政権や2大政党制全体の行き詰まりの深さから、衆議院選挙の時期を予断を持って言うことができない状況にある。いつ選挙が行われても対応できる準備が必要だ」と述べ、早期の衆議院の解散・総選挙に備えて、準備を急ぐ考えを示しました。また、志位氏は、ことし4月の統一地方選挙について、「全体的に議席や得票が後退した。党員拡大の遅れが選挙活動のあらゆる障害となっている」と述べ、全党挙げて党員の拡大に努める方針を示しました。共産党の中央委員会総会は、4日までの予定で開かれ、全国の地方組織の幹部らを交えた議論を行い、当面の運動方針を決めることになっています。