ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は3月29日、「プレイステーション 3」(PS3)にLinuxなどほかのOSをインストールできる「他のシステムのインストール」機能を、4月1日のソフトウェアアップデート(バージョン3.21)で削除すると発表した。「セキュリティの脆弱性に起因する問題に対応し、PS3コンテンツの著作権を保護するため」としている。
同機能は、最新の「CECH-2000シリーズ」を除くPS3従来モデルに搭載。アップデートしなければ使い続けることもできるが、PlayStation Networkや今後リリースされる新機能が使えなくなるほか、Blu-ray Discビデオコンテンツ、メディアサーバー上の著作権保護された動画の再生ができなくなる。
アップデート後は、同機能の領域に保存したデータにアクセスできなくなるため、アップデート前にバックアップを取るよう呼び掛けている。
PS3については、初代iPhoneのロック解除に成功したジョージ・ホッツ氏が今年1月、ハッキングに成功したと表明するなど、脆弱性が指摘されていた。
[ITmedia]
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