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“仮設住宅孤独死 対策急ぐ”

7月3日 22時16分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

松本復興担当大臣が、就任後初めて宮城県を訪れて村井知事と会談し、仮設住宅に暮らす高齢者の孤独死を防ぐための対策を急ぐ考えを示しました。

先月就任した松本復興担当大臣は、3日、宮城県を訪れ、宮城県庁で就任後初めて村井知事と会談しました。会談では、村井知事が被災者の生活再建策や追加の予算措置の充実を求める要望書を手渡しました。これに対して、松本大臣は、「これからはいろいろな課題が出てくる。仮設住宅が出来たのはいいが、孤独死があってはいけない。ふるさとから離れた仮設住宅にはシャトルバスを出すとか、孤独死を防ぐために、みんなで昼ごはんを食べるなど、知恵を出していきたい」と述べ、仮設住宅に暮らす高齢者の孤独死を防ぐための対策を急ぐ考えを示しました。また、松本大臣は、村井知事が提唱し、政府の復興構想会議の提言にも盛り込まれた「水産業復興特区」構想について、地元の漁協などが反対していることを踏まえ、宮城県が主導して関係者の同意を得るよう求めました。ところで、3日の会談では、松本大臣が会談場所の応接室に到着して1分程してから、村井知事が入ってきたことについて、松本大臣が、来客を迎える場合は、迎え入れる側が先に部屋に入って待つべきだと、不快感を示す場面がありました。