あした天気になあれ!
問題行動を起こす犬たちと、悩みながら向き合うドッグトレーナーの日常ブログ
使える解決方法の定義
問題行動の解決を迫られることの多い私ですが、解決方法は
ほとんど自力で考案しています。
つまり、どっかの本に書いてあったとか、誰それの論文に
こうあった、というもんではなく、 ひらめきと経験と想像力から
出でたる、創造的解決法によって、難問(私的には)を幾度も解決
してきたと自負しています。

オリジナルの解決方法を考えるのが得意な私ですが、私なりの
「使える解決方法とはなんぞや?」という定義があります。

1つ目は、「すぐに効果が得られる方法」
トレーニングの効果というのは、抗がん剤に似ています、つまり
最初の一発目で「ガツン!」と癌細胞を減らすのが抗がん剤、
最初の一発目で「ガツン!」と問題行動が消失または、激減するのが
正しい解決方法なわけです。

問題行動の場合、生活内容の改善や、もともとの犬の気質、生い立ち、
遺伝的背景もからむので、一概に方法が正しければ治る!とは言えま
せんが、単純に「どの方法が正しいのか?」という評価として考えると、

「すぐに効く方法が正しい方法」だと思っています。


2つ目は「別の問題行動を引き起こす原因にならない方法」
わかりやすい例でいえば、チェーンカラーで首にショックを与える
方法が、これに含まれます。痛みを与えて犬を制御する方法は、
犬をおびえさせたり、攻撃的にさせたりするリスクを伴う方法です。
自分で考案した方法が、このような利点もあるけどリスクを伴う方法
であった場合、いさぎよく中止するようにしています。


3つ目は「常にやり続けなくても良い方法」
散歩中の犬に対して、飼い主が舌打ちして犬を振り向かせ、おやつを
与えるという方法などよい例です。本当に「治す効果のある方法」
であれば、「気が散らなくなる」か、「気が散ることがうんと減少する」
でなくてはなりません。

しかし、おやつを与えて気を引いている犬は、おやつよりもっと気を
ひかれる対象があると、途端におやつが効かなくなります。
効いたとしても、永遠におやつを与え続けなければならないなら、
それは「解決方法」とは言えません。

2009429.jpg
※画像と本文は関係ありません

チェーンカラーでショックを与える方法も同様です。
目的は「ショックを与えなくても引っ張らない犬」になってもらう
ことなのに、引っ張られることを恐れるあまり、リードを引っ張っても
いない犬に、予防的にショックを与え続けることになってしまいます。


解決方法を考えた時は、本当にそれが上記の条件を満たしているもの
なのか、自分の犬で試したり、試験的な方法であることを、十分
ご了解いただいたうえで、飼い主さんに実行していただいてます。


一度、吠えの問題行動をご相談されたときに、本当にその方法で吠えずに
いられるのかどうか、家の外で8時間も(しかも真冬の札幌で)車の中で
エンジンを切ったまま待機していたことがあります。
二日間実験して、「これは解決方法として使える」ことが実証された時は、
本当にうれしかった。

それ以後、体を張って実証したその方法は、今でも留守中に吠えるわんこの
問題の解決に役立っています。


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プロフィール

kitanodog

Author:kitanodog
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1970年生まれ ドッグトレーナー
物ごころついたときから超のつく馬好き、犬好き。馬好きが高じて、小学校5年生から5年間乗馬を習う

1989年 日本訓練士養成学校で犬の訓練を学ぶも、訓練士にはならず競走馬の育成牧場で競走馬の調教をしていたが、体力的に無理があったため3ヶ月で退社。札幌に戻り乗馬クラブに入社、5年間インストラクターを務める(乗馬倶楽部振興協会 乗馬指導者資格取得)

2004年 北野ドッグスクールを開設。問題行動を専門に扱うドッグトレーナーとして、日々奔走しています。



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