あした天気になあれ!
問題行動を起こす犬たちと、悩みながら向き合うドッグトレーナーの日常ブログ
「犬の嫌なことをしない」はトレーニングではない
ドッグトレーナーに依頼して咬む犬のトレーニングをしている
(本当はトレーニングじゃないけど、ほかに表現を知らんので)
という飼い主の話でよく出てくるのが、

犬の嫌がることをしないように言われた、今そうしてる

というもの。まるで、それがトレーニングの一環のような言い方だが、
「それはトレーニングじゃないだろう?!」といつも思う。
将来的に嫌なことを受け入れるようになるための布石として行っているので
なければ、トレーニングとかしつけという言葉は使うべきじゃない。

そんな適当なことを言うくらいなら、「犬の嫌なことをせずに暮らせる
ように、人間が犬に合わせるべきだと思います」とでも言えばいい。
「人道的なしつけ」をうたうドッグトレーナーやカウンセラーは、
「人間が犬に合わせて暮らす」ことを飼い主に要求することがある、
ということを知っておく必要があるだろう。

人間が犬に合わせて、犬との関係が良くなるなら、私だってそうする。

それは実に消極的で簡単な方法で、方法とすら言えない。
いくら犬に譲歩しても、犬が咬まなくなってくれないから、多くの飼い主が
悩み、苦しんで助けを求めてくるのである。

私は「犬が人に合わせる」ことを要求する訓練士である。
犬が理解できる方法、犬が受け入れられる方法を知っていること、
トレーニングの方針とトレーニング期間のだいたいの目安を立てられる
ようになってからは、自分の方法に強い確信を持てるようになった。

犬は人間のすることを受け入れられる動物だ。そこが野生動物と家畜の
根本的な違いだと、旭山動物園の園長さんはおっしゃっている。

オオカミは、嫌なことを続けると死んでしまうこともあるそうだ。
犬でそんな話は聞いたことがない、嫌なことは嫌なままかもしれないが、
「我慢することができる」「諦めて受け入れ得ることができる」
それが家畜となった犬のすばらしい特性なのだと、私は思っている。

我慢を要求して我慢できる犬になってもらうか、要求せずに犬に
従って暮らすか

どちらも飼い主の選択次第、いいも悪いもないことだけど、
我慢できる犬になってほしいと望む飼い主に、人間が我慢することを
教える訓練士がついては、話にならないと思ってしまう。

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プロフィール

kitanodog

Author:kitanodog
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1970年生まれ ドッグトレーナー
物ごころついたときから超のつく馬好き、犬好き。馬好きが高じて、小学校5年生から5年間乗馬を習う

1989年 日本訓練士養成学校で犬の訓練を学ぶも、訓練士にはならず競走馬の育成牧場で競走馬の調教をしていたが、体力的に無理があったため3ヶ月で退社。札幌に戻り乗馬クラブに入社、5年間インストラクターを務める(乗馬倶楽部振興協会 乗馬指導者資格取得)

2004年 北野ドッグスクールを開設。問題行動を専門に扱うドッグトレーナーとして、日々奔走しています。



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