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[政治]ニュース
【新聞に喝!】ジャーナリスト・伊豆村房一 将来を危うくする権力者に筆誅を
2011.7.3 08:04
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菅直人首相の辞意表明を受けて内閣不信任決議案が否決されてからほぼひと月になる。鳩山由紀夫前首相のペテン師発言から始まり、その退陣時期をめぐって与野党でさんざやりとりがあり、国会会期も二転三転したあげく、70日間延長がようやく決まった。野党協力が必要だとして早期退陣を迫る党執行部と、あくまでも政権居座りを図る首相との思惑がぶつかり結局、執行部が押し切られた。
「死に体」どころか開き直った首相は、内閣改造を進言した国民新党の亀井静香代表と謀(はか)り「延命人事」で勢いづいた。6月27日の記者会見で自らの進退について第2次補正予算案、特例公債法案、再生エネルギー特別措置法案の3法案の成立が「一つのメド」と表明した。だが、会期中に法案が成立しなければ9月以降も続投する意向をのぞかせ、辞める時期については明言していない。
もともと辞める気などさらさらない。地盤・看板・カバンなしの自称市民運動家上がりの菅首相。就任早々、参院選で大敗しても責任はいっさい取らず、その後、支持率が低下しても「たとえ1%になっても辞めない」と腹をくくっている。それには強い味方がいる。伸子夫人だ。日本外国特派員協会で「支持率にマイナスはないんでしょ?」と笑いながら言ってのける鉄面皮である。今回の「延命人事」に一役買った亀井氏もその一人だ。副総理での入閣こそ固辞したものの首相補佐官として「徹底的に支えていく」とうそぶいている。
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