政治【新聞に喝!】ジャーナリスト・伊豆村房一 将来を危うくする権力者に筆誅を+(2/2ページ)(2011.7.3 08:04

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【新聞に喝!】
ジャーナリスト・伊豆村房一 将来を危うくする権力者に筆誅を

2011.7.3 08:04 (2/2ページ)

 一度、うまみを知った権力の味はそうやすやすと失いたくない。その出自、しがらみのなさから権力維持のためなら何でもありだ。場当たり、人任せ、二枚舌、手柄の独り占めなど、もうやりたい放題。その“独裁者”ぶりは与党執行部にも止められない。一説には小泉純一郎元首相の「郵政解散」のひそみに倣い「脱原発」をシングルイシュー(ひとつだけのテーマ)にして衆院解散に打って出るのではないかといわれる。

 同28日に行われた民主党両院議員総会における首相の「エネルギー政策が次期国政選挙で最大の争点になる」という発言は、その可能性を示唆したものだ。人事権と解散権を行使できる首相にはもはや怖いものなどない。その暴走を止められるのは国民であり、世論だが、それをリードするのは新聞だ。菅政権の延命に加担したり追認したりして何とする。新聞は国の将来を危うくする権力者にいまこそ筆誅(ひっちゅう)を加えるときだ。

【プロフィル】伊豆村房一

 いずむら・ふさかず 昭和16年東京都出身。慶大経卒。元東洋経済新報社取締役編集局長。

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