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【サッカー】

G大阪・宇佐美、恩返し弾でドロー 渡独まであと2戦も「出る」

2011年7月3日 紙面から

◇J1第2節(第1日) 浦和1−1G大阪

 首位の柏はC大阪に0−5と大敗し、勝ち点28のままだった。福岡は甲府を1−0で破り、開幕14試合目で初勝利。仙台は過去6戦全敗の名古屋と1−1で引き分け、勝ち点25とした。新潟は山形を2−0で下し、10試合ぶりの勝利。浦和とG大阪は1−1、清水と鹿島は0−0で引き分けた。

 なぜ、そこに? まるで天運に導かれるように「何となく、あそこに行っていた」。確信はなかったが、ゴールへという衝動は止められない。後半11分だった。二川から李根鎬(イ・グノ)へフワリとラストパス。李が胸トラップから強烈な右シュートを放つ。浦和GK加藤が体を投げ出し、右足で弾いた。ビッグセーブかと思った直後、宇佐美がフリーで構えていた。今季3点目。右足で丁寧に流し込むと、左胸のクラブエンブレムにキスをした。

 ドイツ1部リーグの強豪、バイエルン・ミュンヘンへ移籍決定後、初めての公式戦。「貴史(宇佐美)をいい形で送り出したい」。そんな兄貴分たちの思いに、「どんな形でも(決めたかった)」と1発回答。「G大阪の最高傑作」と称される男の“恩返し弾”だった。

 14日の渡独まで西野監督はこの日、先発起用する方針を明言。もちろん、宇佐美も大歓迎で「最後まで自分の気持ちはガンバ(大阪)にある。ガンバが勝てるように」。ラスト2戦。世界への覚醒のプロセスを、日本のファンは目に焼きつけておく必要がある。 (松岡祐司)

 

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