GK高木は左手負傷のGK楢崎に代わって先発し、最少失点に抑えた。唯一決められたシュートは、DF田中隼に当たってコースが変わったという。「DFが必死で足を伸ばしてくれたから最後はGKが止めたかった」。暑さが厳しい季節には大きくのしかかる1点を防げなかったことを悔やんだ。
ただ東日本大震災翌日の予定だったやり直しの試合を、再び被災地で開催できたことは素直に喜んだ。
仙台サポーターの大声援も「サッカー界を盛り上げる熱い気持ちを持った人が駆けつけてくれた」と心地よく受け止めた。「ナラさん(楢崎)のためにも勝ちたい」と臨んだ仙台戦。「あとでゴメンってメールします」。7年ぶりのJ1先発にも、勝利の報告ができず残念そうだった。
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