日常に刺激が足りなかったので、
30cm黒板消しにメールアドレスを記述したQRコードを貼って、2年生(ひとつ下の学年)の教室に放置(寄贈)すると何が起こるのか
という実験を個人的に行っています。
それなりの結果が集まりつつあるので、記録してみます。
まずは7月頃、黒板消しを購入しました。行きつけの文具店で品切れだったので、仕方なく通信販売サイトで購入。有限会社ジムネット さんを利用しました。巨大黒板消しの定番、ダストレスラーフル DRF-J ジャンボです。(ちなみに、2006年9月現在、ページ下部の「この商品をお求めの客様はこんな商品もお求めになっています。」部分で紹介されているチョークケースを購入したのはきっと僕です。)
商品が無事に届いたため、期末考査終了日に合わせる形で7月6日の放課後に教室への設置をしました。放課後に人の気配がなくなった2年生の教室にこっそり設置。
対象のクラスは、事情説明のしやすさと、クラスの人たちの反応をうかがえるという理由で、放送部の後輩が在籍しているクラスを選択しました。
ただ置いていくだけでは面白くないので、QRコードを印字したラベルを貼付しておきました。携帯電話で読み取ると、
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寄贈
2006年07月07日
18年度3年6組 黒板主任
太田 健太(実際は本名です)
root@administrator.sakura.ne.jp
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と表示されるようになっています。
メールアドレスが記述されているのがミソです。今回の観察すべきポイントは、
1. 突如増えた黒板消しへの反応はどうなのか
2. 未知の(得体の知れない)QRコードを読み取ろうとするのか
3. QRコード内のメールアドレスに対し何かアクションを起こすのか
です。格好をつけて言うならば、「高校生のQRコード認知率の調査」でしょうか。
設置した翌日、さっそく1通のメールが届きました。
差出メールアドレスに名前と思われる部分がありましたが、名乗られていない以上は誰なのかは分かりません。わざわざ自分の携帯電話を使用してまでお礼のメッセージをいただけるとは思っていなかったので、これは驚きでした。思わず返信をしてしまいました。
送信時刻を見るに、期末考査が終了して5分前後でメールを書いてくれたようです。これにもびっくりです。
7月中に後輩から聞いた話によれば、黒板消しにそれなりに興味を示す人もいたとの事ですが、メールに関しては全く動きがなかったため、実験企画そのものを半ば忘れかけていた今日9月1日、2通目のメールが届きました。
いかにも悪意全開な内容です。少なくともアドレスにローマ字で判読できる部分がなかったため、一時的にメールアドレスを無造作な文字列に変更してまで送ってきた可能性もあります。メールヘッダに不自然なところは見つからなかったので、パソコンから偽装して送信、というわけではなさそうです。
本文中に姓と思われる文字列がありましたが、内容が内容だけにこれも信用するわけにはいきません。(手元の名簿によれば、この学年にその名前は存在するみたいですが)
黒板消しにメールアドレスを埋め込んだ時点で、こういったメールが届く可能性があることも十分に想定していたため、特になんとも思いません。やはりこういう内容のメールをわざわざ送ってくる人もいるのか、ということで、なかなか興味深いです。
もっとも、僕が(人数が足りないので)放送部には未だ現役で参加しているとか、志望校の判定が未だにアレ、という現実を知っていてこのメールを送ってきたのであれば、それはそれで恐ろしくはありますが...
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