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【ゴルフ】

小松が6位タイ発進 父は元プロ野球投手の辰雄氏

2011年7月2日 紙面から

◇日医工女子OP<第1日>

▽1日、富山県・八尾CC(6476ヤード、パー72)▽曇り時々雨、気温25・5度、風速1・5メートル▽賞金総額6000万円、優勝1080万円▽108選手(うちアマ1人)▽観衆1646人

 プロ3年目、これがレギュラーツアー出場11試合目の小松亜有(23)=名古屋市出身、加賀電子=が5バーディー、1ボギーの68をマーク。首位と2打差の4アンダーで6位につけた。プロ野球の往年の速球王、小松辰雄氏(52)=元中日、現野球解説者=の次女。父親ゆずりの“剛速球”で、一気に初Vを射止めるか。

 プロデビュー後初の60台。会心のラウンドに表情も自然とほころんだ。「去年より力がついている実感はあります」と小松。出だしの10番でボギー先行しながら、その後は5バーディー、ノーボギー。「今回から5番ウッドを抜いてウエッジを3本(ロフト49、53、57度)に増やしたのも良かった」と、4番パー4ではグリーン右ラフからカップまで20ヤードをチップインさせるバーディーも奪った。

 「コーチがウエッジ2本(52、58度)だと間が空きすぎてるって…」。アドバイスをくれたのは今オフから指導を受けるスティーブ・マクレイ氏だ。今年1月下旬から2週間、上田桃子とオーストラリアで合同キャンプを張ったことがきっかけで、同門に入った。

 昨シーズンまでの1年半は“鳴かず飛ばず”の状態だった小松。昨年は7試合に出場したが、全戦予選落ち。「自分を変えたい。変わりたい」と思っていたタイミングでの出会いだった。マクレイ氏の基本理論は「膝の送りなど下半身を使わず、上体の捻転に伴った体重移動で打つ」スイング。「自分の中では全く下半身が動いていない感覚。最初は“これじゃ打てない。無理”と思った」という。

 だが「アユ(小松)はこのままのスイングをしていたら絶対に腰を壊すよ。けがをしないで5年後、10年後もゴルフをしたいなら変えるべきだ」と言われ、納得した。

 「今は確かに体の負担が少ないことも感じてるし、ショットの安定感が出てきて、いいときと悪いときの差が小さくなりました」。

 生まれ変わった小松。快進撃がたった1日で終わるはずはない。 (月橋文美)

 

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