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[地方]ニュース
【樺山都議自殺で与野党拮抗】築地、新銀行特別委が一転存続 石原都政運営に影響必至
2011.7.1 23:34
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樺山卓司都議(葛飾区選出、自民)の死去は、閉会日を迎えた1日の東京都議会に大きな衝撃を与えた。樺山氏の死去に伴い、与野党の勢力は拮(きっ)抗(こう)。築地市場や新銀行東京の特別委員会が議長裁決で存続されるなどした。与野党の主導権争いが、今後の石原慎太郎知事の都政運営に影響を与えるのは必至で、各会派は対応に追われた。
「まだ詳細は分からない」「えらいことになったな」
樺山氏死去の報道が流れ、本会議開会の1時間前も、自民党は緊急会議などを開き、幹部があわただしく控室を出入りした。
午後1時開会予定だった本会議は大幅にずれ込み、4時45分に開会。本会議では、和田宗春議長が「誠に哀切に、痛切の念に堪えません。故人のご冥福をお祈り申し上げる」と哀悼の意を表した。
議事進行は大きく変わった。廃止となる公算が大きかった築地市場や新銀行東京の特別委が一転、議長採決で存続されたほか、民主党が提案した省エネ条例案が可決された。民主党の巻き返しの様相となり、「こんなときに採決するな」と大きなヤジが議場に響いた。
自民党は議会後も今後の都政運営などの対応を協議する会合を重ね、「これから話し合うのでコメントできない」(自民幹部)と厳しい表情のままだった。
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