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[FC東京]ルーカス復帰の理由は?「サッカーを辞めてさびしくなった」

 6月30日に4年ぶりのFC東京復帰が発表されたルーカス選手。6月27日にはすでにチームに合流しており、そのときのコメントを紹介します。

──FC東京への加入の理由は?

「一番はFC東京がJ2に落ちてしまったので、私もFC東京に滞在した期間も長かったし、感謝の気持ちを持っている。また私が手助けができて協力できることがあったらと思って加入を決めた。お金がどうのこうのよりも一番は力になりたいと思った。もちろん自分一人で、どうにかできるわけではないが、少しでも力になりたいと思った」

──日本は震災で大変な時期だが?

「震災は私にとっても辛い思いがあった。震災の直後にはG大阪とFC東京に手紙を書いた。私が愛している日本ということで、悲しい思いをした。もう一つの理由としては、震災で日本が厳しい中で、私が日本は大丈夫ということを見せたいと思っているし、私の中では地震や震災は気にしていない。逆に言えば、私が手助けできればと思っている」

──ひさびさに小平に戻ってきた感想は?

「何年間かFC東京は離れたことで知っている選手は7~8人ぐらいだと思うが、自分がずっとこの場所にいたような、自分の家に戻ってきた感じがする。みんなから優しく受け入れられてうれしく思っている」

──現在の体調は?

「試合に出られるのは3週間後(7月17日、J2第19節・岐阜戦)なので、まだ時間がある。あと今話しているのはそれほど焦らずに、こわさないようにしている。もちろん自分としては早くボールを使って連係など馴染みたいところはある。フィジカルに関してはそれほど心配していないので、早くボールを使ってみんなとコンビネーションで合わせたいと思っている。3週間で100%に持っていきたい」

──引退してサッカーをやりたい気持ちになった?

「ご存知のとおり一度引退したが、引退したことに後悔はしていなかった。どうしてまた戻ってきたかというと、一つはサッカーを辞めてさびしくなったのはある。引退する前も引退した後も、ほかのチームからオファーはあったが、それでも行かなかった。逆にFC東京からオファーがなかったらサッカーをやっていなかったと思う。唯一、FC東京のオファーが自分の心を受けたところはある。またやってみようと思った」

 一度は引退しながらも、愛してやなまい古巣からのオファーにより現役続行を決めたルーカス選手。4年ぶりに袖を通す青赤のユニフォームでどんな輝きを見せてくれるのか。活躍に期待です。

(FC東京担当 泰良和彦)

2011年7月2日 09:56

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記者プロフィール

泰良 和彦(たいら・かずひこ):鹿児島県奄美大島生まれ。高校時代は鹿児島城西高の左SBとして、田原豊(湘南)、上本大海(C大阪)、松下年宏(仙台)ら合計9人のJリーガーを擁していた宿敵・鹿児島実を破り、悲願の高校選手権初出場を果たす。当時の同級生に米田兼一郎(鳥栖)がいる。しかし、大学では遊んでしまった! 卒業後は専門学校、東京中日スポーツでのアルバイトなどを経て株式会社スクワッドへ、何を間違ったのかIT要員として入社。すぐに「なんという不適格人事」と気付いてしまった周囲によって編集部に回されることになり、諸々を経てJ2・ユース年代の取材・編集を担当することに。今季からFC東京と甲府の担当記者となり、本格的に現場へ張り付くこととなった。二児の父。

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